変哲もない天気には八重桜 [2018年04月17日(Tue)]
変哲もない天気だった。日はさしていない。かといって雨でもなく、風はない。空は雲らしい雲には覆われていないが、一面に靄がかかった感じで山肌はぼやっとしてハッキリと見えない。
その空の向こうには青空があるはずなのだが、見えるわけはない。さらに向こうには宇宙がある。闇と光、粒子と波、すべての巨大なエネルギーが混在した無限の時空間がある。その宇宙があるからこそ、この空がある。そして、この八重桜も咲いているのだ。 |