読み方を教えてほしいさあ君に [2018年04月14日(Sat)]
ハニュウさんは五輪連覇したスケーターで人気も抜群。ハブさんは棋士界の最高峰にいる有名人。言わずと知れた羽生結弦と羽生善治は、姓の読み方が違う。今でこそ常識となったが、ハブとハニュウは読めない漢字のひとつだ。
山崎さんといえば出雲地方ではヤマサキと発音し、その他ではヤマザキと読むことが多い。製パンのヤマザキがその典型。音が澄んでいるのか濁るのか。呼ばれる当人にとっては大問題。 スミタさんの同級生のカドタさんは、ツノダさんとカクタさん知り合って、4人は仲のいい友達になった。みんな角田と書く。並んで何かの申込書に記入したら親族だと間違われてしまいそう。 新谷さんはたいへんだ。シンタニさん? シンヤさん? それともアラヤさんとお読みするのかな? いえいえ、ニイヤでございます。知ってる人にはアラタニやニタニ、ニイヤさんまでいるんです。みんな同んなじ字を書くんだよ。 日本の名字はいろいろだ。高野さんはコウノ? それともタカノ? 河野さんはコウノもいれば、カワノもいるね。炭谷さんはスミヤかスミタニかわからない。古河さんは普通に読んでフルカワだけど、コガワとも読めるしね。戦国の世に戻ってみれば浅井はアザイ、今はたいていアサイさん。 ワタベさんか、ワタナベさんか、迷ってしまう渡部さん。菅野さんだって、カンノなの? スガノかな? 日本は姓のバラエティ大国。30万種と言われる数の多さはかなわない。しかも読み方も多彩過ぎてたいへんだ。日本人泣かせの日本人の苗字だね。 (黄色一色に染まったチューリップの花。苗字は多様でいいんだよ) |