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外園に広がる長浜絶景や [2018年04月10日(Tue)]

fumihouse-2018-04-10T20_39_26-1-thumbnail2.jpg出雲市駅に停車中のバスは「外国」行きだ。そんなわけはぁない。よく見ると『外園』行きだ。

外園は出雲市街から5、6キロ西にある。日本海に出るとそこは長浜海岸。神迎えの儀式で有名な稲佐の浜から内側にゆるい弧を描いて十数キロ。白砂青松の海岸線が続き、湾岸道路をドライブするのはとても気持ちがよい。昨年この一帯が「日が沈む聖地出雲」として日本遺産に認定された。

太陽が水平線に近づくと、黄金の帯がまっすぐにこちらへ伸びてくる。太陽が海に接する瞬間は張り詰めた水たまりが何かに触れたように、太陽が海に溶け込む。夕日が海面に接するところはボッテリと丸まってメタボの中年男に見える。次々と形を変えて、最後はフライパンに熱せられた水玉のようにジュッと消え失せる。雲に残照がかかって、変化する光が通り抜けて刻々と色を変える。島根半島は切り絵のように神秘的だ。残照の最後は、地球が終わりの一呼吸をしたかのような妖しさがある。この夕日の絶景をぜひ見ていただきたいと思う。

(沈む太陽ではないが、花芽が大きくなってきた葉牡丹もなかなかのもの)
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