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注意されキレて止まって殺人者 [2017年10月14日(Sat)]

fumihouse-2017-10-14T16_30_02-1-thumbnail2.jpg東名高速で追い越し車線に停止した車が追突されて夫婦2人が死亡した事件。進行を妨害して車を止めさせた25才の男が逮捕された。男は夫の胸ぐらをつかみ、車外に引き出そうとしたところに大型トラックが追突したという。手前のパーキングエリアで、進路をふさいで駐車していた男を夫が注意した。怒った男が追いかけて走行し事件に及んだ。

45才の夫が若造に対して、どういうふうに注意したのかは知らない。妻や娘2人の前でどんな口ぶりで呼びかけたのだろうか。厳しい口調でルール違反をとがめたのか。今となってはわからない。逆上した男に正確な記憶など残ってはいまい。たとえ「すみません邪魔ですよ」と柔らかく言ったとしても、次の論考からすれば逆恨みは避けられない。危険なヤツはキレる。

≪この国では「他人を傷つけず自分も傷つかない」ことこそ、あらゆる行為を支配する「公理」である。したがって、われわれ日本人は他人から注意されると、その注意の内容がたとえ正しいとしても、注意されたことそのことをはげしく嫌う。その他人は私を傷つけたからであり、「思いやり」を欠いたからであり、日本的行為論の「公理」に反する暴挙に出たからである。(中略)だから、それにもかかわらず注意されるとき、われわれは激怒するのである。注意した相手をはげしく憎み、恨み、場合によっては殺すのである≫  『<対話>のない社会〜思いやりと優しさが圧殺するもの』(中島義道,PHP新書,2003年)

他人から注意されるとカチンとくる。家族であっても他人であっても…。非を認めたくなくて「そんなんわかってる!」と強がる。自分もそうだから自ずと他人には注意できない。緊張を避けて逃げる。著者の主張は明快だ。男は他人から注意を受けて傷つけられた瞬間に、迷惑行為をしたことなど忘れ、被害者に転換した。復讐するのは当然だと体が行動したのだろう。

そんな日本文化にあっては、管理者や圧倒的強い立場の者に注意することを委ねる。お上に頼るメンタリティになる。管理者が望むようにやってくれないと、傍若無人な無法者がその場を支配する。勇気ある発言者はおらず誰もが口をつぐむ。そしてますます、皆さんご一緒に、というムードをかもし出す社会になっていく。

(無法者を囲う鋼鉄のドームは残念だがない。高松市繁華街の丸亀ドームは長く広いアーケード街の象徴的存在だ)
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