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東京に家族ありやと混同す [2017年06月13日(Tue)]

fumihouse-2017-06-13T19_58_33-1-thumbnail2.jpg山田洋次監督は、小津安二郎の『東京物語』(1953年公開)のオマージュ作品として『東京家族』(2013年公開)をつくった。小津作品を現代に置きかえた悲劇である。

さらに監督は『家族はつらいよ』(2016年公開)をつくった。これは東京家族のスピンオフというのでもない、主なキャストをそのままにして違う内容の喜劇にしたのだった。テーマは熟年離婚。誕生日プレゼントにお母さん(吉行和子)は離婚届が欲しいと言った。周造(橋爪功)の驚いたことといったらない。よく笑った。そして不覚にも泣いた。家族の真実に心打たれた。寅さんへの郷愁にも心弾んだ(言うまでもなく寅さんは山田監督)。

そして今回の『家族はつらいよ2』。ワンマンで三世代家族が腫れ物にさわるように接しているのは同じだが、周造もだいぶん老いた。盛大な同窓会のあとに突如訪れた友の死と葬送の儀。自惚れてわがままな周造もさすがにこたえた。語らなくても気持ちは伝わる!と思っていた周造にも年貢の納めどきが来たのか。

橋爪功という人は日本映画にはなくてはならない逸材だ。息子が覚醒剤使用で逮捕され、端役で出ていた映画が自粛して上映中止になろうとも(再編集して17日から再開すると今日の報道)、息子はあくまで息子。この人にはずっと邦画を守っていってほしいと思う。台詞はとうぜんのことだが、目で語り背中にペーソスを漂わすあの重鎮を失ってはならない。

ところで、小津・東京物語から山田・東京家族、さらに家族はつらいよの1と2を見てくると、中身が混同してわからなくなることがある。まっそれもいいか。

(未央柳 (びょうやなぎ)。別名は美女柳で、長いまつげの美女のようだけれども、色合いと咲き乱れる様子は金糸梅にそっくりだ)
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