四半期にドラマチックにテレビ見て [2017年04月04日(Tue)]
ドラマとは面白いもの。戯曲が舞台化されて演劇となる。脚本がテレビや映画の劇となる。劇的状況など滅多にない日常にあっては(頻繁にあっては困るし、できるなら安穏であってほしい)、ドラマを見ることで劇的要素を擬似体験できる。
フィクションたるストーリーをつくりだす。言葉にしたり、構成を紐解くには混沌とした現実がある。ドラマはその混沌を理解しやすく伝えてくれる。シナリオという設計図をベースに劇化する。 民放であれば、テーマとプロットを企画書にした段階でスポンサー企業を探してからが実質的なスタートとなるのであろう。シナリオに散りばめられた、魅力的な登場人物たち。気の利いた台詞の数々。それなくしてはドラマの成功はない。脚本家がいかに重要かは言うまでもない。 予算を組み、スタッフやキャストが決まる。ロケ場所でもドラマの話題性が出る。セットや美術にも金はかかる。撮影に多くの人手と手間をかけて公開にこぎつけた時には大きな満足感があるに違いない。 かくて私は各四半期ごとのドラマを楽しむ。2016年度の第3・四半期には「逃げ恥」と「校閲ガール」を、第4・四半期では「嫌われる勇気」「東京タラレバ娘」「カルテット」。新年度の第1・四半期では『でも、やっぱり結婚したいっ!』の1回目を見た。週一のリズムができて生活は少しだけドラマチックになる。 (あと数日でサクラは満開。野も山も緑色に彩られる季節は近い。写真は緑色のチェック柄) |