デスクには仮想の世界ビッグバン [2017年03月03日(Fri)]
すごいシステムである。サイバー攻撃から全体のシステムを守ってくれる。最近わたしたちが使い始めたシステムのことだ。仮想デスクトップにログイン。それで始めて外部のインターネットに接続できる。「インターネット分離」と称する。凄いセキュリティだ。
外部から添付ファイル付きのメールが送られてきたときも今までのように受信フォルダからすぐにファイルを開くことはできない。あらかじめ準備したアカウントの仮想環境にログインして、これもまたアカウントを準備したメールシステムにログイン。その仮想環境でのみ内容が確認できる。添付ファイルは一元的にチェックされ、ウイルス攻撃がないことを確認したもののみ見ることができる。凄いセキュリティだ。 さらに、仮想環境から通常使う行政システムにファイルを送ってはじめてファイルを他へ転送したり、系統的に保存もできるようになるので、仮想環境上のファイル転送のシステムを使って、通常の行政システムに転送する。さらに、行政システムのファイル転送システムでもログインして受け取って完成だ。幾重もの障壁を乗り越えて、悪魔たちの攻撃をかわして使用できる算段となる。なんと凄いセキュリティだ。 どんなにシステムが凄くても、DVDやUSBメモリでウイルスに感染する恐れは十分あるので、手順を守らなければならない。また、電子機器以外にも電話や盗み見によっても大切な情報は漏れる。油断禁物である。セキュリティレベルを高く保つことは並大抵のことでは出来ないが、実に凄いシステムで守りを固めるのだ。 私たちは個人にあっても組織にあっても常に狙われている。悪いヤツらから身を守るには頑丈な鎧が必要なのだ。その象徴が、仮想デスクトップの濃いオレンジ色であろう。まるでビッグバンを想起させる(見たこともないくせに)。そしてわたしはいつもボヤいている・・・・めんどくせーと。 |