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暖かき雪がちらつくブランコや [2012年01月06日(Fri)]

 いのち短し 恋せよ乙女
 紅き唇 あせぬ間に
 熱き血潮の 冷えぬ間に
 明日の月日は ないものを

 いのち短し 恋せよ乙女
 黒髪の色 あせぬ間に
 心のほのお 消えぬ間に
 今日はふたたび 来ぬものを
  (吉井勇/ゴンドラの唄)

かつて観た黒澤映画『生きる』で名優・志村喬は、余命短い市役所の課長として「いのち短し 恋せよ乙女」と歌った。だからといって、若い乙女との燃える恋に身をやつしたわけではない。「今日はふたたび 来ぬものを」と思い切って、人々に念願されていた市民公園を造ることに全力をあげる。人に役立ってから最期を迎えることができた達成感に満たされて、あの有名なブランコのシーンがある(確か雪がちらついていたような気がする)。

『脳科学からみた「祈り」』(中野信子著,2011年,潮出版社)で著者はいう。≪利己的な人ほど、自分は幸福でないと思ったり、周囲の人々に比べて不幸だと思う傾向が強い≫と。すなわち、利他的な人ほど幸福感を得られているということになる。

≪利己的で自分のことしか考えず、目先の損得にしか関心がない人は、配慮範囲が狭い人です。逆に、他人や遠い将来のことまで思いを馳せることができる人は、配慮範囲が広くなります。≫
配慮範囲が広いと運もよくなるそうだ。
≪利他的な志向を持つ人は、よい人間関係を持続的に築けるため、自分の周囲に盤石なネットワークをつくることができます。言いかえれば、周囲のみんながこぞってその人を助けてくれるわけです。≫

他人の喜びをわが喜びとして心を躍らせる。わが感動を他の人にも分かち合う。ステキな人生だと思う。
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