参院選始まり始まり10代よ [2016年06月22日(Wed)]
きょうは参院選の公示だって騒いでるよね。この3月に18歳になったばかりのわたしにも選挙権があるんですって。学校では主権者教育とかいってやってるわ。先生たちも慣れないことでたいへんだよね。
あちこちの高校で選管のひとを呼んで模擬投票やってるけど意味あるの? これが実際に使われる投票箱です!なんて偉そうに言っちゃって。別に段ボール箱だっていいの! 要は行くかどうか、誰を選ぶ?どの政党に託すか?でしょ? それを模擬ですって。バッカみたい! 投票所へ行けば係のひとか親切に教えてくれるわよ。わかるじゃない。 わたしも含めて10代の有権者は240万人いるらしいね。みんなが投票したとしたら一大メーブメントになるな。そしたら大人たちは大慌てよね。投票率は上げたいけれど、10代の子どもたち(たぶんそう表現するな)が分別のいかない考えで適当に候補者を選んでしまうのは許しがたい、とか言ってね。選挙の予想図が狂ってたいへんだよ。 だいたい大人だってそうだわ。政策と候補者の全部を比べて自分の考えと近いのを選んで投票してる人ってどれだけいるのかしらね? たぶん少ないと思うよ。知り合いの誰それから頼まれたとか、党首が好きだとか、前から投票してきた政党だからとか……理屈をこねて選ぶ人なんていやしないさ。感覚で選んでる人が大半だと思うよ。 でもそれでいいと思うな。勘って大事なんだから。そう思わない? 頼まれた誰かさんが信頼できる人だとか、党首のしゃべり方が感じいいとか、多少難はあってもだいたいは任せておけるからそれでいくってね。それが直感して選ぶことだと思うよ。 アベノミクスはどうとか、社会保障に消費税をどれだけあてるとか、TPPに憲法改正に非正規雇用の問題……むずかしいことはわからない、わたしには。でもわたしは誰かを選んで、どこかの政党を選んで投票するつもりだよ。いっしょに投票所へ行ってみようよ。きっと世の中かわるんじゃないかな。200万人が投票したらね。どう思う?^^; (鮮やかなマゼンタ色の石榴(ざくろ)の花。花のつぼみは実とおんなじように硬い。10代女子たちは固い礫となって世を変えるのか) |