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異世界の合ってはならぬ人なれば [2011年10月03日(Mon)]

もう十年以上前、メルボルンに行く機会があった。メルボルン大丸で買物をしたときに便意を催した。大きいやつだ。男性用が空いておらず、身障者用トイレのドアを開けた。何とそこにはお尻をむき出しにして立っている中年女性がいたではないか。幸いに彼女は反対側を向いていたので顔を合わせることはなかった。「ソーリ」と慌てて閉めた。

なぜ鍵を掛けていなかったのかと考える余裕もなく、足早に別の階のトイレを探した。便器に腰掛けていると、だんだんそのときの女性の「ヒャッ」という甲高い声が思い出されて、何度も笑っていたことがある。トイレのドアは、中の人にも外の人にも神聖な扉だ。両者とも決して出合ってはならぬ関係なのである。

何日か前、職場のトイレで遭遇した。鍵をかけずに座っている男と。知り合いではあったが、やはりここではアンタッチャブルな関係だ。二人は出合ってはならなかったのである。

小学生の頃たまらずトイレに駆け込んだことがあった。が、ちり紙がない。やむなくノートの切れ端を使った。いわゆるオツリの返ってくるポットン便所。当たらないように苦心惨憺、大汗をかいていた。すると誰かが駆け込んできた。こともあろうに、私のいる扉をガバッと開けた。形容しがたい悲鳴をあげて彼は慌てて扉を閉めた。「なんで?鍵せんや?」と彼は友人とはしゃいでいた。幼い僕は恥ずかしいとも屈辱とも放心とも、なんとも言えない感情のまま、外に飛び出した。二つ上の先輩だった。僕はあのとき彼に出合ってはいけなかったのだ。
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