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デリケートほのかな感謝口にして [2016年03月14日(Mon)]

fumihouse-2016-03-14T19_06_53-1-thumbnail2.jpg山田洋次監督の映画『家族はつらいよ』。よく笑った。しかし不覚にも泣いた。人間味あふれる家族の真実に心打たれた。

セリフのおかしみ、役者の絶妙な間合い。単なるコメディではない。小津安二郎へのオマージュがある。寅さんへの郷愁がある。そして『東京物語』の現代版『東京家族』の宣伝もあったりして笑えた。この映画が東京家族と同じキャストで撮られたのも面白い。

典型的なオヤジを橋爪功が演じる。配慮がなく、ワンマンで自分だけは家族のために頑張ってきたと自惚れる男。語らなくても気持ちだけは感謝しているとうそぶいて、常に皮肉と悪口ばかりを家族に浴びせかける。

そのオヤジを腫れ物にさわるようにしていた家族だが、第三者の登場で空気が変わる。家族会議で起こった事件によってミニ・トリックスターが登場し、ググッと展開する。オヤジは変わった。他の家族にも化学変化があって、その微細な変わり目に見える機微に涙腺がゆるむ。

家族とは辛いものだ。やっかいだ。離れられないだけに苦労が増していく。面倒なことは御免だと家族から離れて気ままに生きる選択肢もある。そのかわり毎日は平板で人間味あふれる楽しさにワクワクすることも少ない。反対に家族と一緒にいれば楽しみは倍に増え、悲しみは半分になる(可能性は高い)。

伝えることをサボってはいけない。ましてや日本人には、言わなくてもわかっているさという甘えがある。甘えちゃいけないんだよ。感謝の心は言葉にして表さなければ伝わらないんだよ、と納得できる物語だった。ただし、不機嫌は露わにしてはいけない。畜生的な暴力はもっといけない。家族はデリケートだから壊れやすいんだと思うよ。

(サンシュユ/山茱萸。別名、春黄金花(はるこがねばな)。春先に枯れ枝から黄金色の細かい花を小手毬のように丸めて咲かす。茱萸とはグミのこと。秋にはグミのような実がなるらしい)
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