惨劇の雨はひとを走らせて [2015年09月12日(Sat)]
台風由来のひどい雨がやみ、昨夜とその前の空は星に満ちていた。11時前には秋の四角形(アンドロメダ座とペガスス座)は天頂を過ぎ、昴が顔を出している。空は一足早く初冬を迎えたようだ。
水は恐ろしい。津波を起こす海水はもちろんだが、川に注ぎ込む雨水にも強烈な破壊力があることを、今回の大雨で改めて思い知らされた。 10日の未明から始まった極雨(極端な雨。わたしの造語)は栃木県を皮切りに茨城県、宮城県を未曽有の大洪水に陥れた。鬼怒川や宮城の渋井川の氾濫や決壊は多くの悲劇を生み出し、暴れ水は治まったものの、爪痕は相当に深い。前回の台風が強風だったために、今回は雨台風か、と私は見くびっていた。ところがどうだ、この大洪水は。 列島は秋雨前線に被われてふたたび雨模様となっている。惨劇に遭われた地域の方々にお見舞い申し上げます。脅威の自然が被災地の方々にとってこれ以上の苦しみをもたらさないように祈っています。 |