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くり返し飽いたようでも奇跡なり [2015年06月18日(Thu)]

fumihouse-2015-06-18T21_42_01-1-thumbnail2.jpg日常を飽くことなく繰り返す。ある一点を中心に円を描くかのように。いいことがあって上気した日は円が大きくなる。失敗したり乗ってこない日は円が小さくなる。まるで大きさが違う同心円を幾度も描いているように思える。

朝起きて家を出て職場にいて仕事をし家に帰り夕食をとって団欒をして風呂に入って寝る。ときどき交友を深めたり夜更かしすることもある。違いは多少あるにしても、軸となる一点を中心に大小の円を描き続けていくように思える。日々それを繰り返すことが当たりまえだと思えてくる。

ところが、交通事故の加害者になったり、犯罪に巻き込まれるような事態が生じたらどうだろう。同心円はいびつに崩れる。中心軸はなくなる。

転落して大けがをする、体の不調で病院へ行く、子どもの就職が決まらない、仕事で大きな失敗をする、災害に遭遇する……。さまざまな困難と悩みの波に洗われることによって、昨日までは当たりまえだと思っていたことがそうではなくなって、明日も同じ同心円を描くことができなくなって愕然とすることはどの人にも経験があるはずだ。

当たりまえと思っていたことが実は当たりまえでなく、日常は同じ中心点から繰り返されるルーティンではないのだ。昨日と今日は同じようでありながら、同じものは一つとしてないことがわかる。同じような日常を繰り返しているとすれば、それは奇跡なんだ。この日常に感謝しよう。

(近所の庭に夏椿が咲いていた。花の周囲のヒダが上質の縮緬のようで気品がある)
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