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爛熟の季節は夏へ気配濃し [2015年04月23日(Thu)]

fumihouse-2015-04-23T19_00_38-1-thumbnail2.jpg春分から早くもひと月。日が長くなったものだ。6時を過ぎても太陽はまだ高い。車窓から日本海を眺めるには絶好の季節。

島根半島の山影が海の端へと長く延びている。海は潮目が横に伸びて白い線を引いたかのように分離して見える。霞か靄か、水平線は帯状の束となって厚い空気の層をかかえ、島根半島は海を離れて宙に浮いている。山の端は空に溶け込んで境界は不鮮明だ。

出雲神話では国引きの際に神々が使った巨大な縄が広がっている。それが変じたという外園の浜がゆったりとした弧を描く。曲面の上には簸川平野を砂の害から守っている浜山の松が一群となって覆いかぶさる。しばし霞で間を空けて島根半島の山々へと空間はうつろう。

昼間には雲一つない晴天を楽しんだのに、今は空全体をごく薄い白色が覆っており、おぼろげな春が頼りない。今夜の月は朧月夜を楽しもう。この幻影のような薄ぼんやり感は、萌え立つ若葉たちが吐きだす生命力にあふれた水気がもたらすものかもしれない。

春は爛熟している。平年より十日も早く札幌でソメイヨシノが開花したというではないか。爛熟した春からじゅんぐりに、初夏の気配が濃くなってきた。

(ナガミヒナゲシが満開だ。半透明の茜色をしたポピーの一種。芥子の花がもつ糜爛(びらん)した悪の雰囲気も感じられる)
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