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叱られてどぶ川に春思い出す [2015年04月16日(Thu)]

fumihouse-2015-04-16T18_27_25-1-thumbnail2.jpg母は凄い剣幕で怒った。「なにぃやっちょーか!」と。川につかってケラケラ楽しんでいた幼いわたしは飛び上がって川から出た。ほんのせせらぎで、幅は3mほど、深さもほんの30センチしかない小川だった。季節はたぶん春。

幼なじみが遊んでいたのを見つけて、わたしが先に水につかった。泳ごうと誘った。葉っぱを流してピチャピチャと水辺で遊んでいただけだったその子たちも、衝動的に泳ぎ始めたわたしを驚きの目で眺めるうちにその気になった。ついついどぶ川に入り込んで服をだいなしにしたのだ。岸に上がったわたしたちからは、泥水がしたたり落ち、髪も顔もぐちゃぐちゃだった。

母にその後どう叱られたかはよく覚えていない。服を惜しんだのではなかった。田んぼからは農薬が、畑からは肥料として当時は主流だった糞尿が流れ出すような川につかる愚かで危険な所業を母は叱った。子どもたちを心配する母の愛は深く、幼いながらもわたしの心を打った。

今朝出勤途上にその小川を見た。叱られた時のことを思い出した。三面がコンクリートで固められて、その頃の面影はない。清流ではなく、どぶ川には変わりない。下水道につながる家庭が増えたこともあり、汚濁度はあの頃ほどでもあるまい。

若くて精力的だった母も今や老いた。それでも穏やかにそれなりに意欲をもって元気に過ごしてくれていることに感謝する。
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