大切な大輪の花なくすとき [2015年03月19日(Thu)]
大切なものをなくしたとき人は老ける。気持ちに張り合いをなくしたとき人は老いる。体から力が抜けて骨格までもスカスカになる感じを覚える。手放したものの大きさに改めて気がついて溜め息をこぼす。
何のために仕事にいそしみ、誰のために道を急ぐのか。何のために体を鍛え、誰のために美容に気をつけるのか。何のために言葉を発し、誰のために文をつむぐのか。何のために楽しみ、誰のために快さを求めるのか。。。。。 張り合いがなくなることは、何かのためにガンバる自分が信じられなくなるとき。まさしく老いへの道をまっしぐらに進むとき。保険をかけて普段から大切なもののスペアをつくっておけというのか? 取り替えがきかないから、かけがえのないものが大切なんだ。 こんなおセンチなことを書いているといっても今の僕が喪失感にさいなまれているわけではない。あしからず。 (金粉をまぶしたかのような椿が大輪の花を誇る) |