朝飛行マガン飛びたしごゆるりと [2014年11月30日(Sun)]
モーニングフライトは宍道湖からやってきた。日の出の5分前。マガンの一行はしわがれた赤ちゃん(?)のような鳴き声でやってきた。もう今朝は来ないとあきらめて帰ろうと思ったところにやってきた。霧の進軍とともにやってきた。地上はくっきり晴れていた。ところが何十メートルか上空には雲がたなびいていた。全天を覆うほど曇ってはいなかったが、宍道湖の方向から霧がひたひたと押し寄せていた。私はもっぱら霧の進軍と称している。
マガンはゆったりと、編隊を組んで飛んできた。300から400羽くらいの一群が3つほど。斐伊川の河口から数百メートルのあたりに降りてきた。昨夜はどこをネグラとしていたのだろう。まだ暗いうちからグワッグワ声を出し始めた白鳥の邪魔にならないところに降り立った。白鳥は全部で400から500羽はいそうだ。 やがて太陽が山の端から上ってきた。気温はそれほど低くなかったが、爽やかな冬の朝が始まった。 |