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春爛漫江戸の絵画を眺めたよ [2014年04月28日(Mon)]

__tn_20140428224614.jpg東京富士美術館で『江戸絵画の真髄 ─秘蔵の若冲、蕭白、応挙、呉春の名品』展を観てきた。同美術館の開館30年を記念して行われている。日本近世の絵画コレクションが充実している東京富士美術館の誇る展覧会だ。

京の狩野派と江戸狩野派が競い合いながら江戸期の和風絵画を形作ってきた。琳派もその競争関係に参入してさぞや賑やかな絵画界であったことだろう。御用絵師たちが組織的にシステマチックに製作する現場はどんなであっただろうか。現場と実際の展示場は違う。深窓のお屋敷は薄暗く、明るい陽光は届かない。大きな寺や大名屋敷のほの暗い和室で掛軸や屏風、襖絵として描かれた絵が価値を発揮するには相当のイメージ力が必要であったことだろう。西洋貴族が親しんだ明るくて社交的なサロンで眺める絵画ではないのだ。美術館では調光、展示手法で暗がりの雰囲気を醸し出しており、日本の美を堪能することができた。

江戸中期の円山応挙『海棠金鶏図』。想像上のニワトリであるという金鶏。わたしにはインコに見えるのだが、紅赤と濃紺が鮮やかで形のよい造形だった。薄い桃色はボケの花だろうか、コバルト色の苔とコントラストの妙があった。

江戸後期の鈴木其一『風神雷神図襖』。俵屋宗達の『風神雷神図』をモチーフにした数多い絵のうちの一つであるが、素晴らしい襖絵だと思う。風神の周囲の雲は、上昇気流の雲で、まるで高層に浮いて実際に写生したかのような写実性があった。雷神の雲はほわほわと漂っている。二つの雲の表現に独創性がある。

常設展も併せて鑑賞すると、中国や日本と、西洋とでは、人物の描き方に決定的な違いがあることを感じた。西洋絵画の人物像は目に表情があり、皺に年輪が刻まれ、衣服に情緒があり、丹念に根気よく絵筆を動かしている。西洋ではいわば油絵具を塗り込めるようにして、人物の内面をも描こうとする。

一方で日本式の美は、おそらく中国もそうであるが、花鳥風月に重点がある。自然の風物に力点を置いて描かれている。墨や絵具にのせて人間も自然の一環として眺めているのが、東洋であると思う。

どちらが良いというわけではないが、絵師に宿った神の目は違う部分に届いてきたのだろう。ルネッサンス期以降、徹底して人間というものを見詰め、人間性のあり方を描こうと、小説でも科学においても腐心してきた西洋の面目躍如といった風情を感じるのである。

(東京富士美術館脇の歩道に生えていたシャガ。和洋折衷したような花だ)



[ カツどんどん ]2014/4/29(火) 午後 6:05
はじめまして
カツどんどん@宮城県
シャガから訪問です
美術館にもシャガ
シャガは繊細な模様が
神秘的ですよね
我が家はようやくシャガ開花も一輪?

[ fumihouse ]2014/4/30(水) 午後 9:37
顔アイコン シャガはあのオレンジ色と淡いブルーがなんともいいですね。しかも模様が神秘的。最近まで西洋からの移入種だと思っていました。最初に日本に根づいたのが、シャガ県ということはないでしょうね。おそらく
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