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一車輌桃源郷を思うなり [2014年04月02日(Wed)]

__tn_20140402071748.jpg仁万(にま)は豊かな駅。広々と田園を臨み萌え始めた山の空気がゆくりと降りてくる。清潔に整頓された駅舎では、駅員さんが学生たちを温かい目で見守ってくれる。数分歩けば仁万港、海の幸に舌鼓。

五十猛(いそたけ)は高い駅。ぼやっとした春にあっても空の高さが感じられ、すぐ脇の岩盤の向こうには日本海を眺められる高みがある。

静間(しずま)は明るい駅。満開の桜花がホームにせり出し、晴れた周囲の明るさを一身に集める。やがて満ち過ぎた花びらがハラハラと落ちるさまが楽しかろう。

大田市(おおだし)はひなびた駅。この界隈では大きな部類だが、街のたたずまいはこじんまりとまとまって、都会の人が降り立ったなら、迫る旅情に感無量。

久手(くて)は朗らかな駅。夕陽に照らされて家々の白壁が春の気持ちよさを現出する。久しく会わぬ友と友が手をとりあって再会の地となるかも。

波根(はね)はたくましい駅。大田の田園地帯と漁港をつないで、人々の胃袋を満たす。

田儀(たぎ)は険し過ぎる駅。切り立った断崖、多くのトンネルを抜けていく。山や木の合間から見える夕陽は絶品だ。不死鳥がとまっているかのよう。

小田(おだ)は滑らかな駅。飛行機雲のはるか下。海から続いた斜面には大きな空がくっついて、そのまま一体になりそうだ。

江南(こうなん)は遥かな駅。長くて険しい山海、断崖越えてきて、平地の際に立ったなら、そこは出雲の入り口だ。

出雲神西(いずもじんざい)は暗き駅。子供を連れた母と父。4人が乗り込み立っている。なのに、4人がけのボックス席を荷物でふさいで座らせぬ不細工な男、そして同じくボケたじいさんが座ってる。駅が暗いわけではないけれど、愚かな男が二人いた。

西出雲(にしいずも)は入る駅。都会へ入り、出雲市ひとつ前の駅。家はたて込み車は多い。それでも田園が広々と気持ちいい。

出雲市駅はふつうの駅。学生や旅行者でガヤガヤと。サンライズ出雲が控えてる。暗きとばりが降りてきて、ビルの明かりが暖かい。

列車とは言えないディーゼル気動車が、単線の山陰本線を進んでいく。山陰本線を上るのか、下るのか。それは問題ではない。駅と駅とが遠くへだたって、ゆっくり進む道のりに、なぜか桃源郷を思うのだ。

(写真はたぶん、スモモの花)
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