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目に見えぬ敵と戦うマスクかな [2014年02月28日(Fri)]

__tn_20140228073008.jpgもうじき三月・弥生。長い冬が終わり植物や動物の生命力が増していく。一方で、空気中の浮遊物も増える。微小粒子状物質、通称PM2.5も列島中を"躍動"しはじめたようだ。大陸の砂漠から飛んでくる黄砂の細かい粒もこれに当たる。一昨日はあちらこちらで注意報が発令された模様だが、スギ花粉や大気汚染物質もいっしょくたになって空は粉塵だらけなのだ。ちなみにPM2.5の粒子径は2.5μm(マイクロメートル)以下。1μmは1mの百万分の一で1mmの千分の一。

さて、肺の奥にまでPM2.5が達すると、呼吸器系はもちろん循環器系の病気にもつながるというから捨ててはおけない。子どもの成長に影響を与え、発ガン性の可能性があるということなので、できるだけ吸い込まないようにしたいものだ。一昨日は1日平均値で70μg/m3(1立法メートルに千分の70gの浮遊物がある)超のところが多かったようで、注意報が発令された。

私も含めてマスク人が増えているが、塵類をマスクで防御できるか、●の数でもって大きさを確認してみよう(PM2.5の最大径2.5μmを●1個とする)。

【PM2.5】粒径2.5μm(0.0025mm)以下
 ● *最大径2.5μm *ウイルスは0.1μmと極めて小さい

【黄砂】粒径0.1μm〜4μm(0.0001mm〜0.004mm)程度
 ●● *黄砂最大径4μm

【花粉】粒径30μm(0.03mm)程度だと12
 ●●●●●●●●●●●●

【毛髪】断面径100μm(0.1mm)だと40
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PM2.5がいかに小さいかがよくわかる。これを防ごうと思っても、不織布タイプのサージカルマスクではあまり効かないようだ。三段重ねになっている不織布で、ある程度フィルターをかけたとしても、鼻の横や脇から空気が出入りする。ここはやはりN95、F95、DS2の規格の高性能マスクがいいのだろうが、ゴムはきついし息苦しくて1時間も着けていると音を上げたくなる(実体験ずみ)。

なるべく外出しないように心がけても、出るべきときは出なくてはならぬ。となれば、あの防塵マスク、あるいは毒ガスマスクのようなものを身につけて出かける時代はすぐそこまで来ているのかもしれない。ユウウツだ…。
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