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万化して色は楽しき目の保養 [2014年02月25日(Tue)]

__tn_20140225124610.jpg島根県立美術館で『企画展 色のたのしさ』を開催中だ(3月3日まで)。入口にはこう説明書きがあった。

≪古代日本の色を表す言葉には、「明(アカ、明るい):暗(クロ、暗い)」、「顕(シロ、目立つ):漠(アヲ、鈍い)」の4つがあるとされ、光の感覚に由来するという説は、これまでにも多く紹介されてきました。日本最古の歴史書である『古事記』にはこの4色があらわれ、これら基本色彩語のみが「あかし」「くろし」「しろし」「あおし」の形容詞形を持っているのです≫

四つの形容詞形か、なるほど。しかし疑問に思うのは、なぜ黄色がないのかということ。「黄色し」もしくは「黄し」という形容詞があってもよさそうなのに。自然界には黄色がたくさんある。花には黄色は多いような気がするし、光の三原色も赤・青・黄だ。

≪我が国における古代色名のうち、最も本来的であり日本人の基層をなすと考えられている色彩≫が、「あか」「あお」「しろ」「くろ」であるというが、なぜ黄は古代には注目されていなかったのか、それとも黄は嫌われていたのかという不思議を感ずる。

(現代人と違い)≪古の人々は、色に呪術的な力を感じ、他国の色彩文化触れてその美しさに目を見張り、そしてそれを取り入れ、色に象徴性を見出し、尊卑を色で分け、配色で知性を競い 、自然の風物を織り込んだすばらしい色の名の数々を生み出しました≫(同説明文)

原色大辞典の和色大辞典http://www.colordic.org/w/から気になる名前の和色を拾ってみた。あるはあるは、歴史と江戸文化を感じさせるような、そして自然豊かな日本を象徴するような色の名前がたくさんあって面白い。

茄子紺,桜鼠,黄朽葉色,鴇鼠,京紫,芥子色,水浅葱,錆浅葱,宍色,御召茶,利休鼠,海松茶,藍媚茶,錆鼠,錆鉄御納戸,岩井茶,渋紙色,柳煤竹,御召御納戸,国防色,江戸茶,紅消鼠,黄海松茶,青朽葉,潤色,利休白茶,海松色,江戸鼠,新橋色, 天色,露草色,柴染,宗伝唐茶,銀煤竹,黒橡,蘇芳,憲法色,檳榔子染,黒鳶,蜂蜜色・・・。日本の色は面白い。

(夕方の海。昼から夕方へ、そして夜へ。千変万化する色が頼もしい)

(コメント)
確かに「黄色し」はないね。
でも、古代人は土の色=黄土色として認識していたんじゃないかな?
古事記の黄泉比良坂いわゆる黄泉はこの世でなくあの世、死者を埋葬する地下(土の下の泉)という意味で???
作成者 土食い虫 : 2014/2/25 (火) 23:24

フェイスブック仲間から教えてもらったところによると、どうもですねえ、黄は「あかし」に含まれるようなんですよ。「土の下の泉」…なるほど、埋葬は血の赤にもつながるかもしれませんね。
作成者 黄色をとこ : 2014/2/26 (水) 22:18
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