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盗撮のアプリは日本の縮図なり [2013年07月05日(Fri)]

__tn_20130705212751.jpgたまたま目の前に居合わせた美女と、絡み合いたいという願望は大抵の男なら持ったことがあるはずだ。それを達成するためには、声をかけて知り合いになり、親しくなって心置きなく話ができて、互いの気持ちが高まってその気になって、家庭や友人関係など社会的な状況も考えた上で、「願望」を達成することになる。もちろん到達後のことも十分考慮しなければならないだろう。手間暇かけて膨大なエネルギーが必要で実に面倒だから、普通の人は一瞬願望するにとどめる。病的に衝動を抑えきれず妄想を現実化しようとする男が犯罪に及ぶことはあるが、万に一つ以下極めてまれだ。

今朝のニュースで、スマホのカメラ音を消し画面を暗くするアプリケーションを使って女性のスカートの中を盗撮した若い男が逮捕されたと報じていた。東京での事件である。

「無音カメラ」でアプリサイトを検索してみるとあるわあるわ、百以上のカメラアプリが有料無料を問わずネット上に存在している。子供を起こさないで寝顔を撮りたい時に使うなどとうたって盗撮禁止と注意書きを並べてみても、画像や映像をこっそり盗み撮ろうとする輩が実行犯となる。自分だけの楽しみとして妄想をふくらませようとする輩、ネットにアップしてひけらかす輩、売買をもくろむ者もいるかもしれない。そうした妄想的犯罪者を助けるアプリがこんなにあるとは知らなかった。

日本は児童ポルノの天下であるという。大人の女性は敷居が高いから簡単に望みが果たせそうな子どもに手を出す者。もともと子どもフェチという者も多いのであろう。児童を虐待し健全な成長を妨害する大人たちの趣味がなんと多いことか、この日本は。そして堂々とした恋愛を避けて安直な空想や妄想に逃げる大人のなんと多いことか。それが盗撮アプリ百以上という現状に現れている、と今日は検証もせずに言い切ってしまうことにする。

(写真は、ノウゼンカズラの紊乱した花びら。妄想を助長するかのようだ)
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