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食(収穫)[2007年08月18日(土)]
 長崎は、お盆の週だというのに、平年並みの7割増しの気温が続いている。
いちご保育園には、いちご村という山があり、四季折々の作物を栽培、収穫している。
今日は、年長(5歳児)15名と、山に行き、夏野菜の収穫を楽しんだ。
かぼちゃのイガイガに驚く子。「足をけがした。」「汗が」「のどが渇いた。」気分がのらないで畑から飛び出している子をよそに、「あった!」「大きい!」と収穫を堪能する子どもなど様々であった。
すいかの収穫時であった。「重い。」とすいかを平然と落とす子がいた。落ちたらどうなるのかを知らないのか、どうでもいいのか、「落としたら、割れるんだよ。」という保育士の声にすいかの割れ目をただボーッと見つめていた
不注意に、すいかを割ってしまい、あわててもとに戻そうと手で押さえる子
下り坂に、すいかやかぼちゃを置いて、転がるのを面白がる子
私にとっては、異様な光景でもあり、日々の保育の経験の不足を反省する時間となった。
 これが、現在の子どもの現状なのかもしれない。すいかを丸1個購入する家庭は少ないのではないだろうか?ましてや、すいかを運んだことのある子は、もっと少ないと思われる。
別に大きくなって青果市場に就職するわけでもないので、すいかの扱いが上手になる必要はないかもしれない。
しかし、このような無駄な事、無駄と思われがちな経験の中にこそ、子どもの育ちにおいて大切なものがあるような気がする。無駄な事を経験しないでは、無駄な事が何なのかも判断できないはずである。
畑の帰り道、「暑い」「汗が」「チクチクする。」などなど、また、子ども達が騒ぎ出した。「みんなが食べている野菜って、食べるまでこんなに大変なんだね。作る人・収穫する人・それを買ってくる人・お料理する人、残さないで味わって食べないといけないね。」という保育士の言葉で急に静かになった。それからは、「暑い」とも言わなくなった。
その後、沢山収穫された野菜をかかえ満面の笑みで運ぶ子ども達の表情は輝いていた
解らない子どもではない、ただ知らない、経験していないだけなのである。
保育園でこそ、家庭でできない経験を与えなければいけないのではないかと強く感じた。


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