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本を読めば、授業で教えてもらえない先生に教えてもらうことができます。この世にもういない「世紀の偉人」に出会うこともできます。「人生を変えた一冊」に出会いたいと思いませんか? 本や著者との対話を通じて、自ら成長させるきっかけを作りましょう。 桜美林大学図書館副館長の堀 潔(経済学部教授)が、このブログでお手伝いいたします。
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「紀要」を手にとってみよう [2006年06月08日(木)]
大学の先生は学術研究者でもある。だから、大学には「紀要」というものがあって、大学の先生たちの研究成果(=論文)を公開している。国内の各大学は紀要を相互に送りあっているので、大学の図書館には必ずいろんな大学の紀要がある。本学図書館では1階のフロアにあるので、一度立ち寄ってみるといい。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

自動車産業についての文献を調べていると、例えば「藤本隆宏」という人の名前をよく目にする。この人は、どうやら自動車産業を専門に研究している人らしい。何か一冊でいいから手にとってみよう。通常、本の一番最後のほうに「著者紹介」の欄があるはずだ。そこをみると、藤本隆宏氏は東京大学経済学部教授である、ということがわかる。

であれば、藤本先生は東京大学の紀要に何か書いているはずだ。蔵書検索で「東京大学」「経済学」の2つをキーワードに検索してみると、『経済学論集』『東京大学経済学研究』の2つの雑誌が検索された。1階に行って、この2つの雑誌を手に取ってみよう。

    ◆   ◇   ◆   ◇   ◆

東京大学経済学部のウェブサイトに行ってみると『経済学論集』のページがあって、最新号の目次とともに、過去に誰がどんな論文を書いているかが公開されている。こういうものも調べてみると、よりスムーズに目的の論文に到達することができる。

ただ、私は、一度、学生諸君に、大学の紀要というものを手にとって見てもらいたいと思う。「論文」とはどういうものであるか。何が「研究」なのか。お手本となるものを知って、自らの卒業論文や修士論文の作成に取り組んでもらいたい。

例えば、いま君たちが授業でお世話になっている先生や、君たちが使っているテキストブックを書いた先生がどんな研究をしているのか。世の中にどんな「研究」があるのか。紀要をぱらぱらめくりながら、知ってほしい。授業を聞いているだけでは、テキストを読んでいるだけではわからないさまざまなことを知ると、授業も、自身の研究も、楽しくなることだろう。
Posted by 副館長 at 17:26 | 図書館で調べる | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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