こんにちは。スタッフの菅野です。
8月28日(水)の休館日、地域情報収集に行ってきました
サポセンの中にいたままではキャッチできない、地域の生の情報。
どんな地域なのか、どんな施設があってどんなスタッフさんがいらっしゃるのか、どんな方々がどのように利用されているのか。実際に伺って、目で耳で肌で感じなければ掴めない情報があるはずです。
また、より良いサービス提供のため、他施設・機関との連携が必要になることもあります。普段から顔の見える関係を構築していくことが大事だと考えました。
しかし、スタッフ全員がサポセンを飛び出して地域へ足を向ける機会を設けることは、なかなか難しいものがあります。
そこで、休館日を活用して出かけることにしたのです
スタッフ3名でチームを組み、それぞれ市内各区(青葉区・泉区・太白区・宮城野区・若林区)を担当しました。
若林区チームは菅野・西川・鈴木の3名。
若林区は仙台市の南東部にあり、仙台湾に面しているため、東日本大震災では海沿いの荒浜地区を中心に津波被害を受けました。今回伺った施設は津波被害のない地域にありましたが、震災抜きには語れないエピソードもお聞きしました。
お伺いしたのは、以下の施設です。
◆若林区文化センター◆若林区中央市民センター◆若林区社会福祉協議会◆支えあいセンターわかばやし◆TRUNK◆せんだい演劇工房10-BOX若林区文化センター、若林区中央市民センター、若林区社会福祉協議会、支えあいセンターわかばやしは、若林区役所近隣に、TRUNKと10-BOXは若林区卸町にあります。
若林区文化センター・若林区中央市民センター
「地盤が良かったのか、幸い震災でも大きな被害はなかったんですよ」という若林区文化センター。指定避難所ではないのですが、ホールに避難者を受け入れたそうです。
複合施設で情報センターが併設されているため、チラシや市政関連資料が充実しています。
▲若林区文化センター外観。
若林区中央市民センター・若林図書館・若林区情報センターとの複合施設です。
▲区役所脇にあるお堀。
若林区在住のスタッフによると、3.11の津波は、このお堀にも流れ込んだそうです。
若林区社会福祉協議会・支えあいセンターわかばやし
地域福祉を支える社会福祉協議会。震災後に設置された「支えあいセンターわかばやし」では、サロンや見守り活動などを通して被災された方のサポートを行っています。
▲こちらの建物が、若林区中央市民センター別棟。
若林区中央児童館・若林区社会福祉協議会・若林区ボランティアセンター・支えあいセンターわかばやしが入っています。
卸町へ移動
仙台駅から東へ約4km。格子状に道路が走り、倉庫や事務所が整然と連なっている卸町はその名のとおり、卸売業に特化したエリアです。
TRUNK
TRUNKは、卸町会館5Fにあるクリエイターのためのシェアオフィスです。クリエイターはもちろん、アーティスト、エンジニア、研究者などが、それぞれの知識や技術を持ち寄りながら、よりよい地域社会の実現を目指すプロジェクトが生まれるよう、場の提供をしつつインキュベーション機能や会員相互のコラボレーションを可能にするような支援をされています。
▲TRUNKにて、スタッフの方よりご説明をいただくサポセンスタッフ。
「あのお店のパッケージは、こちらのデザイナーさんが手がけたんですよ」
「見たことある〜!でもそれは知らなかった〜!」
せんだい演劇工房10-BOX
演劇活動に必要なものがすべて揃っている、仙台の演劇芸術の発信と交流の場です。近隣にある能楽をはじめとする各種文化芸術の創造・交流・発表の場「能-BOX」の管理運営も行っています。
▲10-BOX外観。
上から見ると建物が「10」の字になっていることと、
大きさや用途さまざまな10の部屋があることが名前の由来です。
急な訪問にも関わらず、各施設のスタッフの方々にはとても親切・丁寧に対応していただきました。ありがとうございました