こんにちは。新人の松村です。
サポセンは、震災後、地域連携事業として、被災された方々や地域と、NPOの支援活動をつなぐ取り組みを行なっています。
今回は、津波被害のあった若林区三本塚で、震災からの復興プロセスを、一緒に考えようと活動している一つのプロジェクト「ハアトクエイクベースキャンプ」を取材してきました。
一般社団法人ハアトクエイク(東京)」が中心となっているこのプロジェクトでは、人の繋がりで知り合った若林区三本塚の遠藤農園のお手伝いを通じて、三本塚にベースキャンプを置くことになりました。
「今後の復興過程は、今までの社会の課題やライフスタイルを日本中で見直す機会」と様々な地域の人たちが集い、化学変化を誘発するようなさまざまなプロジェクトが企画されています。
遠藤農園の納屋を改装して始まった「荒浜カフェ」では、メンバーや近所の方々、復旧作業中のボランティアの方々が作業をしたり、ご飯を食べたり、語り合ったりしています。
また、「再生大工さん&Sons purojects」(流石創造集団株式会社)、「子どもの移動図書館」(J.S.Foundation)など様々なプロジェクトが進行中です。
震災から一ヵ月後の4月中旬に、ハアトクエイクのメンバーが仙台に来てから約8ヶ月。
当初は、津波の被害を目の当たりにしつつも、災害に対する地域ごとの温度差に疑問を感じることもあったと言います。
「最近は、復興に向けて周辺の風景がどんどん変化していく様子、津波被害を受けた畑に野菜が育っていく様子など、目に見える成果が増えてきたことが嬉しい。そしてその復旧のプロセスを日本各地の方々と共有できるようになってきていることがとても嬉しい。」と、ハアトクエイクのメンバーの清田さんはお話してくださいました。
他にも様々なプロジェクトが進行中とのこと。詳しくは
ハアトクエイクのHPをご覧ください。
復興の先にどんな社会をつくっていくのか。
本当に多くの人が、一緒に考え行動しているのだと感じた取材でした。