2011年11月29日(Tue)
東北子どもまちづくりサミット@セーブ・ザ・チルドレン
こんにちは。かさいです。
街中では、イチョウやけやきの葉っぱが落ち葉となって舞っています。 11月20日(日)に行なわれた、子ども支援の国際NGO セーブ・ザ・チルドレン主催 「東北子どもまちづくりサミット」の会場となった国際センターー付近も、 秋模様にきれいに色づいていました。 このサミットは、セーブ・ザ・チルドレンが行なった, 1万人の子どもたちへのアンケートの結果から「自分たちの住む地域の、 まちづくりに参加したい」という子どもたちの声を受けて、 宮城県石巻市・岩手県陸前高田市・岩手県山田町で行なっている 「子どもまちづくりクラブ」の半年にわたる活動の成果を発表するものでした。 「子どもまちづくクラブ」は、それぞれの自治体が策定する復興計画に 子どもたちの意見も反映させようと発足。 小学生〜高校生の子どもたちが週1回集まって、話し合いや 専門家の話しを聞いたり見学会を行なうなどの活動を行なってきました。 その発表内容を、少しご紹介します。 ■陸前高田市 クラブ名:絆Save the hope TAKATA コンセプト:生きるだけの町ではなく豊かに暮らせる町 ◎夢まちプラン まちのシンボルとして陸前高田を照らしみんなが集える「あかりの木」、 高田で有名な「気仙杉」を使ってだれでものんびりできる「子どもの森」が あるといいなあ。 ◎子どもたちからの提言 岩手はみんなのふるさとであり続けて欲しい。今まで以上に産業を盛んにし、 環境にやさしいまちづくりだけでなく、自然と共存したまちにしたい。 ■山田町 クラブ名:けっぱれ 山田 Toekomst(KYT) コンセプト:夢があふれる町〜未来・伝統〜 ◎夢まちプラン 津波で流されてしまった施設「花まりん」は、山田町民の思い出の場所。 「花まりん」を再建し、さらに山田町の姉妹都市があるオランダとの交流を PRするため、風力発電できる風車をを作りたい。 ちなみに、“Toekomst”とは、オランダ語で“未来”の意味。 ◎子どもたちからの提言 駅ビルをつくって、山田の特産品や伝統の祭りを紹介し、 にぎやかな活気のあるみんなが集える場所にしたい。 ■石巻市 クラブ名:THE ローリング・ストーンズ 〜俺等はそれをROCKと呼ぶんだぜ〜 コンセプト:大人も子どもも過ごしやすい、 古いものも新しいものも一緒に Rock'n Rollのまち ◎夢まちプラン 「次世代の畑」は、石巻の人がみんなが使うことのできる畑。 誰でも野菜を直売できて、料理もできる。 農業の楽しさと大切さを知って^次世代に受け継いでもらう場所にしたい。 ◎子どもたちからの提言 避難ビルや工場が津波をかぶると産業がとまり, 避難ビルの意味がなくなるので、前もって被害にあった時の 準備をしたり、政策を整えておいたほうがいい。 これらはほんの一部です。 この日子どもたちが発表した、ふるさとの復興に向けてつくった 「夢まちプラン」と提言は、ふるさとの未来を真剣に考えたもので、 多くの可能性が秘められていました。 子どもたちの想いを受けて私たち大人は、これからも子どもたちの声に耳を傾け、 子どもたちが未来を描ける町づくりをしていかなくてはならないと感じました。 このあと、各地域の方に発表する報告会も予定しているようです。 これまでの活動の様子とあわせて、 セーブ・ザ・チルドレンのHPをご覧ください。 ↓↓ http://www.savechildren.or.jp/jpnem/jpn/index.html |