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2018年09月19日(Wed) 当事者の問題にしない<多様性を認める社会を市民協働で取り組む>ぱれっと取材日誌


こんにちは。スタッフの松村です。
ぱれっと11月号の特集取材で、仙台市男女共同参画課におじゃましてきました。

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▲取材を担当したのは、新人スタッフの舞草(まいくさ)小春です。

協働によるまちづくりの事例としてご紹介するのは、「にじいろ協働事業」です。
HIV/AIDSに関する電話相談や、HIV感染者やAIDS患者への支援活動をする東北HIVコミュニケーションズ(THC)の小浜耕治さんが、平成30年度の市民協働提案制度を活用し、仙台市男女共同参画課とともに取り組んでいます。
小浜さんは、東北地方の多様な性の当事者たちが、生きやすくなるための施策を提言する市民団体「レインボー・アドボケイツ東北」の代表としても、2015年から活動してきました。

LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)といった、性的マイノリティに関する社会の関心が高まっていると感じる人も多いかもしれません。しかし、当事者の問題であり、そうでない自分たちとは関わりがないことだと思っている人も多いのではないでしょうか。

今回の市民協働で目指すのは、市民一人ひとりが「多様な性のあり方」について理解を深め、自分ごととして捉えられる社会です。
そのために、4つの事業を展開しています。

1.にじいろスピーカー派遣
 多様な性のあり方について、理解を深めるための講座開催のお手伝いをします。
2.ニュースレター「にじのたね」発行
 今回の協働事業の進捗報告やセクシュアルマイノリティについての基礎知識を伝えます。
3.コミュニティスペース・にじのひろば
 誰でも参加できる情報交換の場です。多様な性のあり方についてみんなで学び考えます。
4.啓発イベント「せんだいレインボーDay」の開催
 2018年7月7・8日の2日間、エル・パーク仙台にて映画、トーク、コンサートで
 「多様な性のありかた」を発信。開催しました。
 当事者やそうでない市民、学生が実行委員会「にじいろキャンバスSENDAI」をつくり
 実施しました!

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取材に応えてくださったのは、THCの小浜さん(写真左)、仙台市男女共同参画課の松本庄平さん、「にじいろキャンバスSENDAI」実行委員で当事者の小野寺真さん(写真右)、同じく実行委員で尚絅学院高校PTAの小松有紀さん(写真中)です。

当事者が課題解決に取り組む現状から、市民一人ひとりが解決に関わるまちを目指し、行政といっしょに取り組むこの協働事業。
多様な立場の人が関わることから、理解し合うことはたやすいことではなく、皆さんは「歯がゆい思いをすることもあるよね」と笑いながら話します。
一方で小浜さんは「つながれる人をどれだけつくれるか、そのための努力が大切」と協働への姿勢を示します。

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▲「せんだいレインボーDay」で手作りしたパネルで。
純粋に活動を楽しむ皆さん。

にじいろキャンバスSENDAI」の輪は、協働事業を通じて行政職員、学校関係者、親、大学生、高校生などさまざまな立場の人たちに広がりつつあります。
「多様な性のあり方」について、それぞれの視点や言葉で伝えていくその先にどんな社会が待っているのでしょう。
詳しい取材の内容はぱれっと11月号でご紹介します。お楽しみに!

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