2016年11月17日(Thu)
過労死は、他人ごとじゃない<一人で悩まずワーカフェでまったり話そう>〜ぱれっと取材日誌〜
こんにちは。スタッフの松村です。 大手広告代理店の過酷な長時間労働の実情と、それが要因となった自死を伝えられています。 ブラック企業、ブラックバイトなどという言葉もあり、労働者の権利が守られないことが、大きな社会問題となっています。 今回、ぱれっと1月号の取材では、WorKafe(ワ―カフェ)の座談会にお邪魔しました。 WorKafeは、仕事で悩みを抱えている人、労働問題に関心のある人、誰でも自由に参加し相談できるサークルです。2014年2月に、社会人や学生など4名で立ち上げました。月2回、週末などに市民センターやサポセンで活動しています。 内容は、悩みを抱える人たちを孤立させないための、相談会や座談会です。 また、職場全体の改善にも役立つように、弁護士などの専門家を交えた勉強会を行い、課題解決への橋渡しをしています。 相談会や座談会は、「WorKafe」の名の通り、カフェのような気楽な雰囲気で行うのが特徴です。 この日は、サークルメンバーと相談者の方が1人。悩みの共有やメンバーの課題解決事例について情報交換を行いました。 取材・執筆を担当するのは、市民ライターの安藤綾香さんです。 「予てから団体の活動に関心があった」という安藤さん。座談会に実際に参加し、取材に挑みました。 安藤さんのブログはこちら→★ 過労による自死の報道に対し、 「死ぬくらいなら、会社なんて辞めてしまえばよかったのに」 「愚痴でも言って、ストレス発散できれば良かったのに」 「できない!と行ってしまえば良かったのに」 と、死を悔やんだり、「なぜそこまで?」と感じている人も多いのではないでしょうか。 その一方で、そうできなかった理由を座談会で意見交換してみると、 「悩んでいても、心配をかけたくなくて家族にはなかなか相談できない」 「同じ職場内でのことだから、同僚には相談しにくい」 「自分の能力が低いから、仕方がない。自分の頑張りが足りないと思った」 など、誰にでもにもあてはまりそうなことばかりです。 追いつめられてしまうと、自分の状況を客観的に見ることが難しくなります。 そんなときは、WorKafeにご参加ください。共感し、解決策を一緒に探してくれる仲間に出会えますよ ぱれっと1月号もお楽しみに。 バックナンバーはこちらからご覧ください→★ 関連情報 ------------------------------------- 過労死等防止対策推進シンポジウム ------------------------------------- 日時:平成28年11月26日(土) 14:00〜16:30(受付 13:30〜) 会場:エル・パーク仙台 スタジオホール6階(仙台市青葉区一番町4丁目11番1号141ビル) 定員:150名 詳しくはこちらをご覧ください→☆ |