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2024年03月12日(Tue) ぼくらの地球の治し方〜アヤシイ社会活動家の「つながり」と「挑戦」のお話〜サポセンブックレビュー


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こんにちは。スタッフの佐藤です。
サポセンの貸出図書の中から、私がおすすめしたい書籍をご紹介します。
何か活動をはじめたいと考えている方、すでに活動をしている方々にもおすすめです。


僕らの地球の治し方.jpg

ぼくらの地球の治し方
アヤシイ社会活動家の「つながり」と「挑戦」のお話


筆者は、教育を受けることができなかったギニアの女性がいると知ると、現地で学校づくりに奔走したり、暮らしに不可欠な製氷工場が稼働せずに困っている人と出会うと、製氷工場を作ることに奮闘したりします。さらに、ネパールやバングラデシュでは孤児や貧困家庭をサポートする活動を行ったりもしました。

このような活動のほとんどは、失敗と挫折を繰り返し。
それでも失敗を恐れず問題に前向きに取組む筆者を無鉄砲だと思うと同時に、こんな生き方もあることに気づかせてくれます。

筆者の生き方は、今、地球規模で起きている気象変動・貧困・飢餓・戦争などさまざまな問題が、決して自分と無関係な問題じゃないという考えに基づいています。
なぜなら、世界の、そして自分の周辺で起こっている理不尽な出来事は、自分たちの日々の選択によって生まれたものだから。
筆者は、「問題に対して一番影響を与えるのは、一人一人が、今日の目の前の選択を変えることだ」と語っています。本書を通じて、誰もがみんな世界を変えることができる偉大な存在だということに気づいて欲しいと呼び掛けています。

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筆者:藤原ひろのぶ
出版:フォレスト出版
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手(パー)サポセンで本を借りよう!
貸出期間は2週間で、1人1回につき2冊までお貸出ししています。
サポセン1階「マチノワひろば」に貸出図書の一部を設置しています。閉架資料もご覧いただけますので、スタッフまでお気軽にお声がけください。
サポセン在庫書籍一覧(20231116更新)

2024年01月15日(Mon) 一人ひとりの羽ばたき(想い、行動)は世界を変える力となる<世界を変えるオシゴト>〜サポセンブックレビュー〜


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こんにちは。スタッフの玉川です。
サポセンの図書コーナーからおすすめの本をご紹介します。


世界を変えるオシゴト
社会起業家になったふたりの女の子の感動物語
 

世界を変えるオシゴト.jpg

著者のマリー・ソーとキャロル・チャウは「世界を良い方向へ変えていけるような仕事をしたい」という共通の想いのもと、大学を卒業してまもなく中国で社会的企業を立ち上げました。社会的企業とは、事業を通じて社会問題と向き合い解決に向けて働きかけ、社会に構造的な変革を促す企業のことです。

2人は、中国辺境地少数民族であるチベット族が、自分たちで経済的困窮を解決できるような仕事づくりを試みます。事業を模索する中、チベット族にとって、生活上欠くことのできない大切なパートナーであるヤクと出会います。ヤクは、標高34メートル以上の高地に生息するウシ科の動物で、乳はミルクやチーズとして、長い体毛は衣類や伝統的なテントやロープなどに使われています。
ヤクは、困窮状態であるチベット族の唯一の資源。2人は、ヤクとの暮らしの中から生み出される様々なものが、自分たちで消費するのみで市場に出回らないことに注目し、そこからチベット族に利益をもたらすビジネスプランを考え出します。

例えば、柔らかく温かい高品質な毛を活かしたマフラーやブランケット。チベット族が梳いた毛を託したのは、上海沖の温暖で緑豊かな島「崇明島」に住む手編みの得意な女性たちです。デザイン性に優れたニット製品をつくるとともに、現金収入を得る機会が乏しかった島の女性たちの継続的な仕事づくりにも繋がりました。

こうして創業したニット製品をつくる会社「SHOKAY」は、仕事を通してその地域の人たちが大切にしてきたチベット族のヤクとともにある暮らしや、崇明島の女性たちが得意としてきた編み物文化等を保護しながらも暮らしを向上することに貢献してきました。

売り手、買い手、世間三方よしの精神で、社会全体の幸せを願い行動し続けた2人。
失敗も糧とし、得た気づきや出会いが詰め込まれたこの物語は、社会貢献に繋がる何かを創造している人やこれからはじめたいという人にインスピレーションや希望を与えてくれることでしょう。

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著者:マリー・ソー/キャロル・チャウ
発行:株式会社講談社
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ひらめきサポセンで本を借りよう!
貸出期間は2週間で、1人1回につき2冊までお貸出ししています。
サポセン1階「マチノワひろば」に貸出図書の一部を設置しています。閉架資料もご覧いただけますので、スタッフまでお気軽にお声がけください。
サポセン在庫書籍一覧(20231116更新)

2023年12月08日(Fri) 「小さな革命」にチャレンジしてみませんか〜サポセンブックレビュー〜


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こんにちは。スタッフの庄司です。
地域や社会のためにないかできないか…と、うずうずしている方々へ。サポセン図書資料の中から、おすすめの書籍をご紹介します。


世界を変えるための50の小さな革命

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気候変動のように大きな社会問題に対して、私たちは何ができるでしょうか。
本書は「小さな革命」として日常生活から取り組めるチャレンジを紹介しています。
例えば、「町を少しきれいにしよう」「電気を使わずに1日を過ごそう」といったものです。
この小さな革命を実行することで、社会を変える取り組みは、身近なところから始めることができると気づかされます。
また本書は小さな革命を成しとげるためのガイドブックとなる本です。
それぞれの項目についてアクションの手順が書かれているので、取り組みやすい構成になっています。

筆者は「自分がふだんやっていることをもういちど見直して、このさき何をする必要があるのか、どうすれば何をよくしていけるのか、考えてみてほしい」と書いています。
みなさんも、この本を通して「小さな革命」にチャレンジしてみませんか。

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著者:ピエルドメニコ・バッカラリオ/フェデリーコ・タッディア
発行所:太郎次郎社エディタス
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2023年11月13日(Mon) 新しい書籍が届きました<図書コーナーで本を借りよう!>


こんにちは。スタッフの松村です。
サポセン1階にある図書コーナーでは、社会課題について知ることができるもの、活動への一歩を後押しするもの、活動運営に役立つものなど様々な書籍をご紹介・貸出しています。
そんな図書コーナーに新しい本が加わりました!

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ぴかぴか(新しい)新しい書籍ぴかぴか(新しい)
・女の子がいる場所は
・SDGsと地域社会
 あなたのまちで人間の安全保障指標をつくろう!
 宮城モデルから全国へ
・マンガでわかる ちょこっと社会貢献
 自分を活かせるプロボノ、始めてみませんか?
・格差と分断の社会地図からの〈日本のリアル〉
・非営利組織の内部統制と不正事例
・ルポ 入管 ―絶望の外国人収容施設
・これはよくわかる! 社団・財団・NPO法人の運営・会計・税務
・稼ぐNPO~利益をあげて社会的使命へ突き進む
・目の見えない白鳥さん、アートを見にいく
・NPO法人の解散手続きマニュアル
・『原発ゼロ社会への道』シリーズ3冊セット
・郷土芸能じぶんち

書店では販売していないものも多数ご用意しています。
ぜひご活用ください!

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手(パー)サポセンで本を借りよう!
貸出期間は2週間で、1人1回につき2冊までお貸出ししています。
サポセン1階「マチノワひろば」に貸出図書の一部を設置しています。閉架資料もご覧いただけますので、スタッフまでお気軽にお声がけください。→詳細はホームページへ
2023年09月05日(Tue) いざという時の行動を視覚化しよう!防災タイムライン〜サポセンブックレビュー〜


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こんにちは、スタッフの大泉です。
9月1日は「防災の日」。制定の由来となった関東大震災から、今年は100年になります。
この日をはさむ前後1週間は、防災週間とされています。今回は、サポセン図書資料の中から、災害への備えにスポットを当て、オススメの本をご紹介します。


風水害・土砂災害 わが家の防災タイムライン
もしも、自分の住むまちに台風が直撃したら?もしも、川が氾濫したら?「もしも」が起こった時に取る行動を、すぐに思い浮かべることができますか?
本書は、災害時に「いつ」「だれが」「何をするのか」を事前に決めておく計画書「防災タイムライン」が作成できるキットです。

セットになっているのは、
・防災ガイドブック
・制作ガイド
・わが家の防災タイムラインシート です。
防災ガイドブックでは、防災隊長のキャラクター「ハリー隊長」と一緒に、高潮のメカニズムや風水害から身を守るポイント、気象情報の入手方法など防災の知識を楽しく学びます。制作のポイントをまとめた制作ガイドを参考にしながら、わが家のタイムラインシートを作成することができます。

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▲シールもセットになっていて、誰でも簡単にパッと見て分かりやすい計画を作成できます。
※サポセン図書には書き込むことはできません

計画を立てる時に役立つ「ハザードマップ」では、身の回りの災害リスクが分かります。→ハザードマップポータルサイト

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風水害・土砂災害 わが家の防災タイムライン
監修:今村 文彦
編集・発行:東京法令出版
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ひらめきサポセンで本を借りよう!

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貸出期間は2週間で、1人1回につき2冊までお貸出ししています。
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サポセン在庫書籍一覧(20230419更新)

2023年07月14日(Fri) 違うって当たり前!型取られずに生きよう〜サポセンブックレビュー〜


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こんにちは、スタッフの大泉です。
サポセンの図書コーナーから、オススメの1冊をご紹介します。


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あの時も「こうあるべき」がしんどかった
〜ジェンダー・家族・恋愛〜


「青は男の子の色、赤は女の子の色」「子どもを持ってこそ一人前」などの言葉に、モヤモヤした経験はありませんか?
本書では、日常で誰もが経験するような「こうあるべき」の決めつけに悩んだ16の体験談を、短編マンガでまとめています。経験談を読み進めて気づくのは、決めつけは、誰かの可能性を奪うだけではなく、結局のところ本人の選択肢をも縛ることになってしまうということです。体験談を通し、「自分もあの時、本当は嫌だった」、「実は、自分に中にも決めつけがあったかも?」と自分と向き合うことができます。

どうすれば、多様な人が生きやすい社会になるのでしょうか?本書を読むと、自分と似ているところ、違うところも含めて、家族の形やジェンダー、様々な生き方を「知る」ことができます。決めつけの枠をゆるめて、生きやすい社会へ向けて、まずは、知るという第一歩を始めてみませんか?

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著:パレットーク
マンガ:ケイカ
発行:株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント
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本サポセンで本を借りよう!

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貸出期間は2週間で、1人1回につき2冊までお貸出ししています。
サポセン1階「マチノワひろば」に貸出図書の一部を設置しています。閉架資料もご覧いただけますので、スタッフまでお気軽にお声がけください。
サポセン在庫書籍一覧(20230419更新)
2023年06月26日(Mon) チームビルディング 人と人を「つなぐ」技法〜サポセンブックレビュー〜


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こんにちは。スタッフの青木です。
ボランティア活動やまちづくり活動をする中で、「メンバーのモチベーションが落ちている」といったことはありませんか。そんなお悩みを解決する本を今回はご紹介します。


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チーム・ビルディング 人と人を「つなぐ」技法

チーム・ビルディングとは、活き活きとしたチームをつくるための考え方や技法のことです。
本書で扱うチームとは同じ目的を持った人の集まりのことで、市民活動団体もここに含まれます。
活性化されたチームでは、メンバーが主体的に行動し、メンバー同士で相乗効果を発揮できます。

市民活動において、メンバーは「社会課題を解決したい」という思いのもと自発的に活動に参加します。しかし、メンバーの目的意識がバラバラだと、個々のやる気が空回ってしまったり、うまく相乗効果を発揮できなかったりし、活動もうまくいきません。「なんだかうまくいかないなぁ」という気持ちはモチベーションの低下にもつながるかもしれません。

本書では、活性化されたチームをつくるための様々な技法が紹介されます。アイスブレイクのように、一つひとつの会議やワークショップの中で使える技術だけでなく、チームの立上げ時のメンバー選定やメンバーとの関係づくりといった長期的なチーム・ビルディングの視点も学ぶことができます。

活動の中でチーム・ビルディングを役立ててみませんか。


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著 者:堀公俊+加藤彰+加留部貴行 
発行所:日本経済新聞出版社
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本 サポセンで本を借りよう!
貸出期間は2週間で、1人1回につき2冊までお貸出ししています。
サポセン1階「マチノワひろば」に貸出図書の一部を設置しています。閉架資料もご覧いただけますので、スタッフまでお気軽にお声がけください。
サポセン在庫書籍一覧(20230419更新)
2023年03月11日(Sat) 新しい図書が届きました!<サポセンで本を借りよう>


こんにちは。スタッフの松村です。
サポセン1階にある図書コーナーでは、社会課題について知ることができるもの、活動への一歩を後押しするもの、活動運営に役立つものなど様々な書籍をご紹介・貸出しています。
そんな図書コーナーに新しい本が加わりました!

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東日本大震災から12年、今だから紡ぎ出された言葉たち、アートやまちづくり、福祉など様々な分野を掛け合わせた社会課題解決の事例などいろいろな情報に触れることができます。

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新しい図書かわいい---------------------------------
・サーキュラーエコノミー実践オランダに探るビジネスモデル
・異彩を、放て。「ヘラボルニー」が福祉×アートで世界を変える
・令和のローカルメディア 防災・関係人口拡大に向けた課題
・「地方」と性的マイノリティ 東北6県のインタビューから
・わたしは思い出す 11年間の育児日記を再読して
・ケアとアートの教室
・復興を生きる
・10年目の手記: 震災体験を書く、よむ、編みなおす
・「わかりあえない」を越える 目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション・NVC
・私は男でフェミニストです
・震災を伝える若者たち みやぎ・きずなFプロジェクト
・ごちゃまぜで社会は変えられる―地域づくりとビジネスの話
・相談援助職の「伝わる記録」 現場で使える実践事例74
・ぼけと利他
・今、もっとも必要な これからのこども・子育て支援 (これからの保育シリーズ9
・コミュニティ・オーガナイジング ほしい未来をみんなで創る5つのステップ
・食べ物から学ぶ世界史
・家族が誰かを殺しても
・アートマネジメントと社会包摂 アートの現場を社会にひらく
かわいい-----------------------------------------------

他にも、3月中は東日本大震災に関連する市民活動の記録や、防災、減災など災害に備えるために役立つ書籍などをご紹介しています。書店では販売していない書籍も多数ご用意しています。
ぜひご覧ください。

ひらめきサポセンで本を借りよう!
貸出期間は2週間で、1人1回につき2冊までお貸出ししています。
サポセン1階「マチノワひろば」に貸出図書の一部を設置しています。閉架資料もご覧いただけますので、スタッフまでお気軽にお声がけください。→詳細はホームページへ
2022年10月31日(Mon) ひきこもる女性たち〜サポセンブックレビュー〜


こんにちは、スタッフの鈴木です。
サポセンの図書コーナーからオススメの本をご紹介します。

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ひきこもる女性たち
「男は仕事、女は家事」という固定観念から、女性は社会から孤立した状態にあっても、家事や育児さえしていれば「ひきこもり」と認識されづらい課題があります。彼女たちの背景には、性被害や家庭内暴力など、他人には打ち明けにくいトラウマを抱えているケースも少なくありません。本書では、女性のひきこもりの実態から、当事者同士が気軽に話せる場の大切さや、新しい働き方について考えます。

筆者の池上さんはジャーナリストとして主にひきこもり問題に関心を寄せ、取材・執筆活動を行う傍ら、ひきこもり支援を行うNPO団体に所属。当事者と当事者家族の交流の場づくりに取り組んでいます。メディアで男性のひきこもりが数多く取り上げられる一方、女性のひきこもりは認識されにくいことに課題意識を持ち、本書では取材活動の中で目の当たりにした、女性のひきこもりについて取り上げています。

本書で紹介されている女性のひきこもり事例の中には、性犯罪や暴行に至らなくても、学校や職場で容姿をからかわれる、家族から自分とは異なる価値観を押し付けられる、一見些細に思える出来事の積み重ねが大きな傷となってしまうケースも多くあります。これは女性に限らず、誰もが経験することではないでしょうか。この本を読んで、誰もが生きやすい社会とは何か、一緒に考えてみませんか。

著 者 池上正樹
発行所 KKベストセラーズ

本 サポセンで本を借りよう!
貸出期間は2週間で、1人1回につき2冊までお貸出ししています。
サポセン1階「マチノワひろば」に貸出図書の一部を設置しています。閉架資料もご覧いただけますので、スタッフまでお気軽にお声がけください。
サポセン在庫書籍一覧(20220417更新)
2022年09月17日(Sat) 貧困に立ち向かうフードバンクについての本です!〜サポセンブックレビュー〜


こんにちは、スタッフの青木です。
サポセンの図書コーナーからオススメの本をご紹介します。

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フードバンクという挑戦 貧困と飽食の間で

フードバンクとは、安全に食べられるのに「売り物にならない」と廃棄されていた食品を生活困窮者へと届ける活動のことです。日本では、些細な理由で大量の食品ロスが発生する一方で、貧困が原因で十分な食事が得られない人が多くいます。この矛盾に取り組むフードバンクの活動が本書では描かれます。

日本初のフードバンクを立ち上げたチャールズ・マクジルトンさんは、事務所も倉庫もない状態から活動を始めました。チャールズさんは自らも野宿者となった経験を活かし、対等な目線での支援に力を入れてきました。その活動は、女性シェルター・児童養護施設・難民認定申請者・ホームレス状態にある人など様々な施設・人に食料を届け、多様な人々の「命綱」となりました。今貧困が拡大する中で、日本各地でフードバンクが立ち上がり、貧困と食品ロスの問題を社会に発信するようになっています。そんなフードバンクの原点に触れられる1冊です。

著者:大原悦子
発行:岩波書店

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