2012年05月12日(Sat)
支援者のための支援センターTOMONY(トモニー)
TOMONYのオープニング・プログラムに参加致しました。
支援者のための支援センターTOMONY は、東日本大震災発生から1年が経過し、支援者の疲弊による心身の不調の発生が予測される中で、今後も継続的な支援活動を続けるために「支援者の支援(ケアする人のケア)」を行っていこうとしている組織です。 共同代表となっているのは、みやぎ生活協同組合の小澤義春さん、地域社会デザイン・ラボの遠藤智栄さん、JPCom代表の桑原英文さんの3名で、オープニング・プログラムはこちらの3名の方のパネルディスカッションで始まりました。 結成のきっかけは、それぞれ支援活動を行う中で、自ら被災しながらも支援活動に取り組む方や、休まずに動きながら心身の不調を起こしてしまった方などと出会い、長期に及ぶ支援活動を継続するためには、支援者を支援するプログラムが必要と感じTOMONY結成に至ったそうです。 今後の活動として、「支援者の支援」の考え方や情報を多くの支援活動を行う方に届け、東日本大震災の支援活動だけでなく、社会問題に対して活動する全ての方にも波及させたいという思いをお話頂きました。 続いてTOMONYのスーパーバイザーである金 香百合さんによるミニ講座が行われました。発災から当事者と向き合いながら1年以上支援してきた方が、この段階で自らの心身を良い状態にすることが、継続した支援活動を行う事につながるというお話には、参加した皆さんが共感し合っていたように感じます。 プログラムは上記の内容でした。確かに仮設住宅の自治会や被災者を中心とした団体により、地域や住民のための支援活動が始まりましたが、その方も被災しながら活動を続けています。 復興に向けて、まだ1年が経過したばかりです。支援活動が長い時間行われるにつれ、支援者のための支援という考え方を、それぞれの支援者が持つことが必要になってくるのではないでしょうか。 TOMONYでは、これからも支援者の支援のための各種のプログラムが実施されていくようです。詳しくはこちらのホームページをご覧ください。 |