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サポセン@仙台
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2018年08月09日(Thu) 食でつながり、支えあう地域


【市民ライター講座2018 受講生の取材原稿を公開します】

認定NPO法人あかねグループは、仙台市若林区遠見塚を拠点に、高齢者と障害者への配食サービスを行っている。「栄養バランス考えて作った家庭的な味のお弁当は、すべてスタッフの手作り」と話す理事長の清水福子さん(63)は、栄養士の資格を持つ。

配食サービスは、仙台市の「食の自立支援サービス」という受託事業で、65歳以上の介護保険受給者や食事のサポートが必要な人、心身に障害がある人などが対象だ。さらに、地域の多様なニーズに応えようと、自主事業で受託事業対象外の人にも提供。毎日約200食のお弁当を、1食500円〜720円で配達している。
「薄味で毎日食べても飽きない家庭の味。コロッケも芋を潰して丸めてと、一から作ります」と徹底した食へのこだわりを話す清水さん。
配達先は拠点である若林区が中心。高齢者が一人暮らしをしている家や、日中に家族が外出している家の見回り活動も兼ねており、孤立防止にもつながっている。配食スタッフは、見回りしている中で感じたことや気付いたことを家族、ケアマネージャー、地域包括支援センターなどに報告している。一緒に住んでいる家族でさえ気付かなかった健康状態の異変に気付くことがある。現在会員92名、ボランティア23名で運営しており、約7割が女性だ。

発足は1982年。女性の自立と社会参加を掲げて介護ボランティアとして支援活動をしたことが始まり。地域の福祉拠点として、住民誰もが参加しやすいボランティア活動の場の提供と、高齢者が自立して暮らすことのできるサービス提供事業を行いながら、36年間活動を続けてきた。「継続していくことがすべて」と活動歴18年、5代目理事長である清水さんは言い切る。
サービスを提供するスタッフの平均年齢は66歳。定年退職後、活動に参加している人が多く、高齢者が高齢者を支えている状況だ。

一方で、最近ホームページを見て会社員の20代男性がボランティア志望で面接に来た。遠方からバイクで通ってくる大学生ボランティアもいる。祖父母世代と一緒に暮らしていない核家族で育ってきた若いボランティアたちは、「利用者さんたちの笑顔を見ることができて嬉しい」と言う。事務局長の原美香さん(54)は「次の世代にも受け継ぐことができるよう、若者にも参加しにきてほしい」と望む。

老いも若きもこの街で、いつまでも住み慣れた地域で暮らしていくためには、お互いに支え合うことが不可欠だ。あかねグループはこれからも、地域の温かさが込められたお弁当を作り続けていく。

【アップ】あかねグループ画像.jpg
▲右が理事長の清水福子さん。左が事務局長の原美香さん。

(仙台市宮城野区 佐藤えり)