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2016年07月22日(Fri) ぶんぶんカフェ ここでなら話せるよ 原発・放射能のこと



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▲「発信力を強めたい」と話す本田さん

 仙台市若林区在住の本田愛さん(39)は、原発や放射能について気軽に話し合える場所「ぶんぶんカフェ」の代表だ。カフェは2011年2月に開設。2カ月に一度、青葉区中央市民センターなどで開催している。高レベル放射性廃棄物の最終処分場や原子力発電所再稼働問題、電力自由化など最新の動向について情報提供し、参加者同士で話し合う。


 本田さんは「東日本大震災から5年たった今でも、毎回のように新規の参加者が来る。声に出して話せないストレスが深まっていると感じます」という。
 原発や放射能に興味を抱いたのは10年。瀬戸内海で最も美しい島の一つとされる山口県上関町に、原発の建設計画が進行中であることを知り、衝撃と憤りを覚えたことがきっかけ。


 何かしなくてはと自分にできることを探し、せんだいメディアテークで上映するドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ監督)の実行委員をする機会を得た。映画は、上関町祝島島民が千年続けてきた暮らしを原発から守るため、格闘する姿を記録したものだった。


 上映後、「知る」事の大切さと「話を共有する」場所の必要性を痛感し、実行委メンバーらと第1回のカフェを開催した。
 2回目の開催直前、東日本大震災が発生。東京電力福島第一原発事故が起こり、スタッフのほとんどが活動できなくなった。「原発事故の問題を抱えた今こそ開催すべきだ」との思いから、4月には周囲の協力を得て第2回を開催した。過去最高の約50人が参加し、継続の重要性を実感した。


 本田さんは、一人でも多くの方々とつながれるように発信力のさらなる強化を模索している。「この場所を必要としている人はまだまだたくさんいるはず。必要とする人がいる限り続けます」と語る。

次回のぶんぶんカフェは9月11日。連絡先はcafebunbun@gmail.com

(仙台市若林区 白木美奈)