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ソ連崩壊から20年 [2011年12月28日(Wed)]


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 ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が
崩壊して、
この25日で満20年が経過した。

 1991年12月25日の夕方、
モスクワの赤の広場に面した
クレムリンの一番大きな国旗掲揚塔から、
赤地に鎌とハンマー、それに
黄色で縁取られた赤い星の
ソ連の国旗が降納され、
白青赤の横三色旗である
ロシア連邦の国旗がするすると
上がっていった。

 この日、
ソ連最後の大統領ゴルバチョフは
「独立国家共同体(NIS)の結成に伴い
ソ連大統領を辞任する」とテレビを通じて
発表した。

 要するに、ソ連を構成する主要な4つ、
ロシア、ウクライナ、
白ロシア、カザフスタンの
大統領が話合って、ソ連からの離脱を
決定したということだ。

 かくして、日本の60倍もの
面積(全地球の陸地面積の6分の1)があった
ソ連は15の共和国に分離して、
それぞれが独立し、
条約、国連安保理常任理事での地位、
在外公館、核兵器は
すべてロシアに引き継がれたが、
その面積は日本の40倍にまで減少した。

その後のロシアは経済の大混乱で
「あの乞食のような生活は
二度としたくないし、思い出したくもない」
という国民が多い。

そこにエリツィンの残像がダブって
強いロシア、
そのリーダーとしてのプーチンへの
支持基盤ができたが、
今回の国家院選挙の不正をきっかけに
それもまた大きく揺らいでしまった。
            (つづく)
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