• もっと見る
« 2011年06月 | Main | 2011年08月»
<< 2011年07月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
心のコンサート<希望>を開催 [2011年07月07日(Thu)]






  昨年4月、東京藝術大学第6練習場で全国から集まった200人近い
 トランペット奏者・愛好者とリハーサルをしたこの時が、私がトランペットに
 かかわった始まり。これは、9月1日、サントリーホールで開催した
 「1(エリック・オービエ)+235本のトランペット大集合!」チャリティ
 コンサートに発展し、今年の5月20日にオペラシティで開催した
 「被災地出身演奏家の祈りに応えるチャリティコンサート<希望>」
 につながり、フランスへの演奏旅行、被災地への楽器支援に
 発展しました。まだまだ、新しい展開を計画・準備していますが、
 エリック・オービエ氏、杉木峯夫東京藝術大学教授をはじめとする
 演奏家のみなさま、そしてご支援くださっている
 小欄の読者の皆様方に
 こころから御礼申し上げます。





 社会福祉法人さぽうと21では、
セガサミーホールディングズの協力により、
8月5日(金)午後2時から、
仙台市青年文化センターで
巨匠エリック・オービエのトランペットと
仙台フィルハーモニー管弦楽団、そして
宮城県立好文館高等学校吹奏楽部が
特別出演しての
コンサートを開催します。

震災で大きな被害を受けた
好文館高校吹奏楽部には
さぽうと21が
楽器の支援を行いました。

 全804席、
入場無料(整理券を事前配布)です。

 また、石巻市内2か所から、
送迎バスを用意いたします。
節電の理屈・同級生の賢人から [2011年07月07日(Thu)]




       



  剪画は石田良介画伯の特段のご厚意で
掲載させていただいております。禁無断転載。





 わが同級生には
実に賢いヤツが、たまに?いる。

 小学生当時から電気にかけては
この工藤浩輔だったし、
昆虫にかけては杉本宣夫だった。杉本は
岩手大学畜産学部の教授として
「双葉よりかんばし」いまま、
先年亡くなったが、
工藤から突然メールが来た。

小欄でいつか、「電気があまっているなら
どんどん使って電気料金を支払い、
東電に保証金を作らせたらいいじゃないか」
と書いたのが、どうも暴論らしく、
これは同級生として
たしなめなくては心配だった
ということのようだ。

   ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆

何時も「徒然草」を
面白く拝読させていただいております。

この間、些か気になる文章がありましたので、
「電気屋」として老婆心ながら
メイルさせていただきました。

それは、
「東電の供給電力で需要が
100%行かないときは、
放電させてしまうのかな?」
というものだったと思います。

電力は常に100%発電して
準備しているわけではありません。

商用電源(交流)は直流と違い、
貯めておくことが出来ませんので、
需要の分だけ発電所で
発電をして供給しているのです。

それでは、需要が100%超えたら
どうなるか?

 多分周波数(東電管内は50Hz)が
狂ってくると思います。

そうなると、周波数に同期して動く
モーター等は、
回転数が狂ってしまい
実害が発生します。

このため、100%を超えないように、
中央制御室で監視して、
不足になれば
水力発電所(今は殆どリモコンで操作)を
動かして電力の補充を行います。

蛇足ですが、
理屈っぽい話を付け加えますと、
電力需要でも、
モーターのように
コイルが使われている機器が
多く使われている場合、
電圧と電流にずれが出て、
これが無駄(無効電力)になってしまいます。

これを是正するために、変電所等で
進相コンデンサーというのを使って
上記のずれを補正します。

水力発電でも瞬時には電気は
出来ませんので、100%
ぎりぎりのところは、
こんな手で賄うことも可能です。

長々とつまらぬ話をすみません。

ますますのご健闘をお祈り申し上げます。
                工藤浩輔

    ❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀

 以下は、賢友への私からの返事です。

「いやぁ、ありがとうございます。
勉強になりました。

結論としてはもっと電気をつかっても
対応できるからいいということですか?

で、貴君は今どうしておられますか?

確か東芝でしたよね」。

     ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆

 さっそくの返信です。

「一つだけ誤解無きよう。
電気はもっと使ってはいけません。

原子力、火力発電の不足分を
水力で補っているのですが、
発電能力は1ケタも2ケタも違います。

(柏崎・刈羽原発=800万kw、
黒部第四発電所=33万kw 
ともに日本最大級)

油断するとあっという間に
不足になってしまいます。

貴兄からも宜しく啓蒙お願いします。

(と言っても、小生は関係者ではなく、
専ら使うほうですが・・・)

小生は東芝はもう20年前にリタイアし、
経産省の関連団体に14年、その後、
東大の先端研を経て目下、
神田の東京電機大学で
研究員として余生を送っています。

同窓会もここのところ怠けがちですが、
次回は是非出席いたしたく、
お会いできるのを楽しみにしております。

  ❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀

 以上ご参考までに。

 これで、きょうから私も
ようやく節電に心から
努められるようになりました。

 工藤くん、ありがとう。
円楽さんが読売新聞に [2011年07月07日(Thu)]





















認定NPO法人難民を助ける会では、
9月7日(水)19時から、
東京オペラシティ大ホールで、
チャリティショー「話芸・和芸」を
開催します。

大鼓の大倉正之助
落語の三遊金八、
落語の三遊亭円楽、
歌舞伎の中村梅玉、
落語の古今亭志ん輔
のみなさんが出演します。

 いつもはクラシックのコンサートを
しているところでの「話芸・和芸」、
是非、お楽しみください。

 公演の収益は、すべて
東日本大震災とハイチ大地震の被災者支援に
充てられます。

 ところで、
その日にトリを務める円楽さんが、
昨、6日の読売新聞に
「私の先生 噺家のきっかけをくれた」
という題でインタビュー記事を載せています。

 ご参考までにご紹介します。

    ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆

還暦を迎え、何で噺家(はなしか)に
なったんだろうなぁと振り返って、
つくづく感じたのは、
色んなきっかけが節目節目にあること。

その一つが東京都立深川高校の卒業式の
謝恩会で、勝野守行先生がくれた
チャンスです。

 30歳ぐらいの物理の先生だったけど、
若くて生徒との距離が近くて、
その時も仲間みたいに僕らと
わいわい騒いでいた。

当時はエレキブームで出し物はバンドばかり。

他の先生や来賓は
下を向いてうるさそうにしているわけ。

そしたら先生が、
「みんな頭痛そうに退屈しているから
何かやってこい」と僕に言ってね。

落語が好きで、学校でもまね事を
ちょこちょこやっていたのを
知っていたんでしょ。

 僕は司会に
「飛び入りで何かやらせて」と頼み込んで、
約500人の前で小話をやった。

その後、世界史や化学の先生の
物まねをやったら、
もう生徒も先生も保護者も大爆笑。

初めてウケたっていう快感を覚えた。

人前でしゃべって笑わせるのは
面白いなぁと思ってね。

 その後、大学で落語研究会に入って、
師匠のかばん持ちになって、
この世界に入った。

勝野先生は同窓会で会う度に
「俺がきっかけだ」って自慢する。

去年の還暦の会でも、相変わらず
「俺のおかげだ」と言っていたね。

 そもそも大学に行けたのも、
先生方のおかげ。

東京都に就職が決まっていたから、
受験勉強はしてなかったけど、
アイウエオ順で最初に載っていた
青山学院大をしゃれで受けたら
受かっちゃった。

落ちてたら今頃、定年退職して
落語を聞く側だった。

そう考えると、全部、
神様のいたずらのような運命を
感じますね。(聞き手・森藤千恵)

◇ さんゆうてい・えんらく 
1950年、東京都生まれ。
大学在学中に五代目・円楽の目に留まり、
入門。

77年から日本テレビ系「笑点」の
レギュラー。94年から
中央福祉医療専門学校の客員教授も
務める。31日夜に
東京・浅草演芸ホールで
「五代目三遊亭円楽一門会」。
自衛隊音楽隊員も頑張ってます [2011年07月07日(Thu)]








    エリック・オービエさんの美しい音色は
昨年9月1日、サントリーホールでの
「1+235本のトランペット大集合!」で響き渡った。
今度は、8月5日、
被災地仙台の青年文化センターで、
無料演奏会を行う。詳しくは近々に小欄で。




 私には全国の陸海空の自衛隊に
現職・OBの友人や仲間がたくさんいます。

防衛大学校で講演したり、
各地の関係の博物館を訪問したり、
隊誌に原稿を書いたりしたことがきっかけ
でしたでしょうか。

ユーラシア21研究所にも常時、
何人もの自衛隊出身の方々や現役の隊員が
自由に出入りしています。

それより私自身、基本的に自衛官を限りなく
尊敬しているし、
感謝の念を抱いているからでしょう。

 昨年、キリスト教系の有名大学を出て
海上自衛隊に入った「美女」、
もとい美女もいれば、
自慢の鼻髭をいじりながら
情報一筋に目をぎらつかせている
中年のイケメンもいる。

さらには、将や佐官にも
仲間や気を許して議論する関係にある友人が
多いのです。

皆さんを尊敬し感謝しています。

 そんな中に、昨年5月、杉並公会堂で
「大いなる秋田」(石井 歓作曲)を
共演させていただいた、
○ ○駐屯地の××さんもいます。

クラリネットでの出演でしたので、
テナーの私からは後姿しかわかりませんが、
確か新婚さんで、
秋田のご出身ですからもちろん美女に
決まっています。

さきほどこんなメールをいただきました。

 あらためて自衛隊員の献身的なご尽力に感謝します。

   ❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀

震災以来、様々な業務を通じて
自衛官として身の引き締まる思いをして参りました…

地震当日は仙台の音楽隊の支援のため
東京エレクトロンホール仙台にて
リハーサル中に被災いたしました…

打楽器が被害を受け、
私の仲間が足に負傷致しましたが、
皆の命が無事だったことに
感謝しないといけないと思いました…

私は自衛官で音楽隊員です。

ニュースで報道されているように、
御遺体の捜索や生活支援には直接
携わることはありませんでした。

駐屯地に残り、
特別勤務について駐屯地を守ったり、
民間の皆様から寄せられた
支援物資輸送の支援をしたりと、
後方で一月ほど過ごしました。

一月ほどたつと、
いよいよ慰問演奏(○師団長の方針で、
激励演奏と我が師団は位置付しています)の
依頼があり、まずは
宮古市田老地区にあります
グリーンピア宮古で演奏致しました。

それから今まで、
被災した岩手県の各地を回らせていただいて
おります。

先月の大船渡市での演奏では、
吹浦様が、たくさんの方々のご支援で
被災された学校に楽器を届けるプロジェクトで
楽器が贈られた岩手県立高田高校の吹奏楽部で
トランペットを吹いている生徒さんに
お会いしました。

私たちの演奏に混じって
一緒に何曲か演奏致しました…

実は、私は秋田の高校生のときに
当時まだ吹奏楽部がなかった高田高校の文化祭に
ご招待頂き、演奏させていただいたことがあり、
陸前高田市はとても思い出深い土地であり、
高田高校のことは忘れることができませんでした…

ですので、その生徒さんと
演奏後にお話したときは胸が一杯で、
吹浦様の楽器支援のお話をすることが
できませんでした…

たくさんの子供たちの笑顔に励まされ、
たくさんのお客様の拍手に
勇気を頂き今まで頑張ってきました…

来週はいよいよ学生指導つきの
激励演奏がありますので、
そちらも頑張らないと…

実は、ブログを
いつも拝見させて頂いているのですが、
仙台での
仙フィルとオービエ氏のコンサートの詳細を
お教え頂けたらと思いまして、
ご連絡致しました…

私たちの音楽隊のトランペットの後輩が
震災で仙台で叔父様を亡くされておりますので、
彼にこの企画を知らせたいと思いまして…
どうぞよろしくお願いいたします!

蛇足ではありますが、
私たちの音楽隊の活動状況が明日の
「みのもんたの朝ズバッ!」で放送される
ということです。

時間は朝の8時5分〜15分の予定
とのことです。(生放送のため時間は
前後する可能性があるそうです)

3日間密着されまして、
私もインタビューを受けましたが、
おそらくカットされていると思います(笑)。

以前、「めざましテレビ」で
山形の第6音楽隊も特集されたのですが、
私たちの演奏形態とあまりにも違うということと、
演奏に感動していただいた
ディレクターさんの御尽力で
今回の取材に繋がった、
ということです。

もしよろしければ、ご覧ください♪
ますます暑い日が続きますが、
どうぞお体にお気をつけて
お過ごしくださいませ!!

     ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆

やはり被災地での勤務でしたか。

失礼ながら音楽隊は駐屯地に留まっての
お留守番くらいかと思っておりましたが、
大変な活動振りですね。

被災された方々も大いに
激励されていることでしょうし、
自衛隊員自身が
気を張り詰めて業務に励むことが
出来るたではないでしょうか。

皇室の方々のご発言も、従来は
「警察、消防、自衛隊のみなさん」だったのが、
「自衛隊、警察、消防のみなさん」
という順番になりましたね。いいことです。

これまた失礼ながら、
楽器贈呈のことで被災地を周りながら、
平均年齢44歳とかの自衛隊員の頑張りぶりを
あちらこちらで拝見しました。頭が下がります。

それにしても、防衛省が
最大時10万8千人の動員という数字を
発表したのは、安全保障上、いかがなものかと
私は菅政権のあり方につき、ここでも呆れました。

どこかの国のおえらいさんでしたら、
いまこそ、日本に軍事的ちょっかいを
出すべきと考えたかもしれません
(少しそういうことがありましたね)。

おかげさまで、楽器支援は
8校となりました。

ご依頼の関係資料は、別におおくり申し上げます。

たぶん、明日、小欄できちんと紹介できるかなと
思っています。

 ただ、明日は日本青年会議所の
大きなシンポジウムが北海道の根室で開催され、
パネリストとして朝から出かけますので、
その際は、社会福祉法人さぽうと21のHPを
ごらんください。
| 次へ