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上海で募金、頑張った真理子さんたち [2011年04月23日(Sat)]
















   YCISの募金ポスター








上海耀中国際学校フードフェアの子供たちと菅沼真理子さん。後列左。









   担当の「Three Beautiful Mammies」(この説明のみ筆者は免責で!)








「昨年よりずっとご無沙汰しておりましたが、
毎日、先生のブログを拝読し、
いろいろ学ばせていただいております。

AAR(難民を助ける会)の地震被災者救援の
レポートもタイミング良く
わかりやすくご紹介くださるので
こちらで友人の方々に紹介するのに
大変有難く、参考にさせていただいております」。

上海での暮らしがもう10数年になる
菅沼智之・真理子ご夫妻からのメールです。

AARでの10組ほどの「職場結婚」組の1つ。

菅沼君は、もともとは
早稲田の資源工学科を出た人。鉱研という
掘削専門の会社で在外勤務をしていたのが、
「血迷って」(?)NGOの世界に
踏み込んだのです。

すなわち、難民を助ける会の呼びかけで、
1985年に開催した「上総掘り」の
井戸掘り合宿研修に1か月参加し、
ザンビアの難民定住地で井戸掘りに
従事したのです。

当時の仲間の一人が、
先日小欄で紹介した大野篤志くん。
今もケニアで上総掘りの普及に当っています。

菅沼君は昼は井戸掘りや
さまざまな支援活動にあたりながら、
夜はローソクの灯で会計学の勉強をし、
帰国後、一発で公認会計士試験に合格という俊才。

当時の日経新聞で
「合格者の変わり種」として
報じられたこともあります。

難民を助ける会の本部事務局員だった
真理子さんを口説き落としたのは
「お見事というほかない」(同僚)。

その後、ベトナム勤務を経て今では上海で、
堪能な英語と中国語を活かし、
数百社の会計監査にあたっている。

以上は、いわば前置き。

その真理子夫人は、
現在、難民を助ける会の理事でもあり、
時々、帰国しては理事会に出たり、
打ち合わせをし、後輩たちに助言をしてくれます。

 加藤タキ副理事長と一緒に、
これまたかつて駐在した
第2の故郷?ザンビアを再訪したりも
しました。

以下はその菅沼真理子理事からのメール。

中国の募金事情とその中での工夫、
外国人社会の一面などを
知ることができます。

☆☆ ★ ★ ☆ ☆ ★★ ☆ ★ ★

この度の震災は上海でも大きく報じられました。

外国の友人も心を痛め何かしたいと
思いを寄せてくださっています。けれども、
中国の法律上
単独の募金活動を認められておらず、
たとえ行っても、
赤十字や共産党の基金(希望工程)等を通じて
活動することに限定されております。

禁じている主な理由は募金詐欺の防止のためで、
外国人が自分たちのコミュニティ内で
行うことは黙認されています。

そこでこちらでは
互人多(フレンド)(私が現在所属している
チャリテイ・グループ)と協力して
できる範囲で募金活動を行い、
募金をAARに送ることにいたしました。

 大々的な呼び掛けはできないのですが、
それでも3月に
難民を助ける会に送金したものを合わせて、
およそ1600万円を超える寄付を
集めることができました。

 そのなかには中国の民間企業の
経営者(匿名希望]が寄付してくださった
100万元(1200万円)も含まれます。

ほかにも様々な団体、個人の方が
ご協力くださいました。

上海での活動を以下に
まとめてみました。

1.さくら募金[チラシ添付]

100元(約1200円)以上のご寄付を
くださった方に
手作りの桜ピンを差し上げ、
みんなでピンを付けましょうと
呼びかけています。

ピンは互人多(フレンド)の手作り会の
メンバーがせっせと作り、
300個近くを配ることができています。

 もともとは募金してくださった方に
つけていただくという
赤い羽根の発想だったのですが、
ピンを気に入ってくださった
アメリカ人の友人の提案で
「さくら募金」が誕生しました。

募金は、個人的にお願いできる、
コンサート会場、病院受け付け、
音楽スタジオ受付等で行っております。

不特定多数の人の出入りする場所には
置いておりません。

ほかにも誕生日会を開き
「プレゼントは要らないので、
桜ピンの寄付を持ってきてください」と
呼び掛けるなど、ユニークな方法で
ご協力くださっています。

余談ですが300個の内訳は
8割以上が外国人です。

2.インターナショナルスクールでの
取り組み

 子供が通っている学校や
つながりのある学校から
ご寄付いただいております。

我が息子の通う上海耀中国際学校(YCIS)では
先生が作成した
スライド(TSUMNAMI:これも添付します]を
用いて募金活動をしています。

ベイクドセール(baked sale
=焼き菓子を作ってきて学校で売る、
写真添付)、
コンサート(休み時間に有志が
演奏して募金を集める)、
フリードレスディ(私服可能日とし、
私服を着て来たら寄付をする)、
各国フードフェア[写真添付)等の
活動を通じて募金を行い、
合計100万円以上をご寄付くださいました。

添付のスライドには子供の友人が
作曲した音楽付きなのですが、
メールが重くなりますので
添付しておりません。

その曲は四川地震の時に
書いたものだそうです。

 YKPAO スクールでは
子供たちがメッセージカード(添付)を用意し、
被災地に届けてほしいと託されましたので、
こちらも先週、難民を助ける会の
事務局に参りましたとき、
スタッフの野際さんにお願いいたしました。

これはNHKの「地球ラジオ」の投稿欄に
載せいただき、4月16日に
放送してくださったそうです。

投稿内容は下記のサイトで
見ることができます。

www.nhk.or.jp/gr/lis/ouen.html

学校からのご寄付については
難民を助ける会で日本語版の感謝状を
ご用意いただき、
各学校に渡して参りました。

3.コミュニティバザー

 日本人が多く住むマンションの
共同施設を用いてフリーマーケット等の
イベントを実施しています。

 他にも外資系のサプリメントを扱う店が
売り上げの1%を
ご寄付くださることになりました。

AARを紹介する際は、
税務上の処理もあり
中国の法に触れて
ご迷惑をおかけしたくない旨も
伝えました。

慎重に検討してくださった結果、
寄付先としてAAR(難民を助ける会)を
選んでくださいました。

お店のHPに1%寄付についての
案内があります。

今、準備中ですが
AARに寄付されるという内容も
アップされる予定です。

www.worldhealthstore.com.cn 

と書いたところで
先日、吹浦先生のブログにあった
被災者栄養不足という記事を
思い出しました。

お金よりサプリメント???は
喜ばれるのでしょうか?

 AAR、JAPANの
Aの文字も知られていない上海で活動し、
改めて人とのつながりの大切さを
実感しております。

そして、何かしたいという人同士を
つなげることの大切さもつくづく感じました。

人が動いて助けあうことによって得られる
絆は固く、またしなやかでもありますね。

私の仕事の遅さは相変わらずで
自分でも情けなくなりますが、
今後ともご指導いただければ幸いです。

  ☆☆ ★ ★ ☆ ☆ ★★ ☆ ★ ★

この人は実に誠実な人、
そして努力と工夫と忍耐の人で
私のような拙速、杜撰、ズボラな性格の対極に
いる方です。

 爪の垢を煎じて飲むべきはずの仲間として
家族ぐるみでお付き合いいただいています。

 これからもよろしくね。
この美しき日本の春・石田良介画伯撮影 [2011年04月23日(Sat)]







真原牧場から北アルプス方面眺望










八ヶ岳眺望











真原桜並木薫風










真原桜並木樹影











甲斐駒・アサヨ峰眺望






 小欄でおなじみの石田良介画伯は
山梨県北杜市にお住まいです。

 私とは2歳と1日違いのお兄さんですが、
何ともお元気で、日々の製作のほか、
日本剪画協会の会長として組織の発展に努め、
会員や
NHKカルチャーセンター受講生への指導に
あたっておられます。

加えて、写生、撮影はもとより、
農(造園、園芸)作業に毎日汗を流し、
周辺の方々のお世話役にも
尽くしておられます。

その石田画伯から、久々に
春の甲斐駒ケ岳北麓というか、
八ヶ岳南麓と言うか、
サントリーの飲料水で有名な白州の
となりにある真原(さねはら)を
訪ねられた様子。

 呆然とするほど美しい写真を5葉
お送り頂きました。

 昨夜は、ワイン片手に
私一人で堪能しましたが、あまりに
もったいなく、みなさまにもここで一杯、
もとい、いっぱいご覧いただきたく、
転載させていただいた次第です。

 連休には私もこのあたりに
撮影旅行にでも行きたいなぁ。

   =======================

 すっかりご無沙汰して居ります。27回展の準備や作品集の写真
撮り、来年のカレンダーの編集、暑中見舞いの画稿の依頼等目まぐ
るしく過ごしております。

忙中閑ををみて、20日に真原に花見に
行って来ました。

 満開でした。以前ご一緒しましたが、神代桜はすっかり散ってい
て、ここ真原は10日ほど遅れて咲きました。

 前日は嵐の様な雨が降り、当日、早朝にでかけ、雨も上がり、花曇
りで花見には最高の日でした。

 午後からはまた天気が崩れひと時の眺望を堪能しました。

 被災地の皆さんには申し訳ない気持ちですが、
美しい日本の風景に埋もれて幸せに浸りました。

 花見のお裾分けに下手な写真をお送りさせて頂きました。

 この処、スケッチをしていないのですが、
昨夜、風景を前にスケッチしている夢をみました。

 はっと、しました。やはり、
もっともっと描かなくてはだめです。
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