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播磨屋の無料サービスのコンセプト [2010年07月04日(Sun)]













 播磨屋の「千代田の風プロジェクト」って、
ご存知ですか?

 わがユーラシア21研究所から
ほんの100mほどの外堀通りに面し、
霞が関ビルのほぼ真向かいにあります。

 そこで、無料の飲み物とおかきやお煎餅を提供している
という噂は、「ご町内」のことですから、
一応、知ってはいました。

 先週、木曜日の朝、天下の著名人・日下公人先生が
その播磨屋で買いいれたお煎餅をたくさん抱えて、
突然、私の部屋にやって来られました。

 先生はよく私のところにお越しくださいます。
元上司ですから、私が参上しなくてはいけないのに、
自慢ではないのですが、
生来の怠け者、腰の重さには定評があるとしても
申しわけありません。

おまけに、ありがたいことに、その都度、
毎月のように上梓されるご著書をご恵贈くださったり、
政治や社会の諸問題に独自の鋭い論評を加えて
お話して下さいますので、感謝しています。

 このたびは開口一番、
「おい、播磨屋に行ったかね」
でした。

「あれは面白いぞ。そりゃ自社のPRもあるだろうが、
いまどき、堂々と<天皇制が日本の宝>と
店内に貼り出しているんだから立派だよ。行ってみな」。

 午後からの外出を少し早めて早速、足を運んだ。
店内は結構込み合い、あちらこちらで談論風発の態。
まずは、その張り出し(写真)を拝読。

 ついで、小冊子をいただいた。

 播磨屋では<千代田すなわち天皇の願いや想いを、
風になって世界中に広めようという作戦>を企図し、
<全人類の、いえ声明の星地球そのものの
究極的危機である今こそ、日本の伝家の宝刀である「天皇」を
発動させるべき、天の時でもあるのです>と
店主である播磨屋助次郎氏が小冊子の冒頭に書いています。

 播磨屋は江戸末期文久年間に初代・助次郎が始めた
灯明油の販売がルーツ。戦後の1948年から菓子業に転じ、
今の社長が入社した1971年からおかきと煎餅の
専業メーカーになったのだそうです。この社長は
広島大学で船舶工学を学んだ工学士。自ら、
「科学者のはしくれで、実業家のはしくれです」と
言われます。その2つの立場から、いろいろ考察し、
さまざまなアイディアを現出し、実行するのでしょう。

 通信販売と直接販売という、卸を通さないやり方で発展し、
今では年商約70億円の会社になったのだそうです。

 ですから、天下の大企業ではありませんが、
堅実な優良中企業というところでしょうか。

 願わくば、天下の大企業が
もっともっと社会貢献に力を注ぎ、自分の
コンセプトに社会の共感をえるよう、
内外に発信してもらいたいものです。

 ところで、日下先生、
この「貼り出し」ですが、浅学非才の私には
いまひとつ、意味が解らないのです。

 みなさまはどう解釈されますか?
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