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御柱祭り@―石田良介画伯による解説 [2010年02月27日(土)]












いよいよ4月から7年振りに諏訪大社の御柱祭りが
始まります。

7年前、小欄でおなじみの石田良介画伯に
里曵きにご案内いただきました。
感謝とともに懐かしく思い出されます。

 今年も、早速、石田画伯から、
「日程は、山出し                  
  上社 4月2日(金)3日(土)4日(日)
  下社 4月9日(金)10日(土)11日(日) 

  里曵き
  上社    5月2日(日)3日(月・祝)4日(火・祝)
  下社  5月8日(土)3日(日)4日(月)
とお知らせいただきました。

 加えて、「御柱の祭りの」の由来を書いてくださいました。
石田画伯の名文と剪画をお楽しみください。

☆☆ ★ ★ ☆ ☆ ★★ ☆ ★ ★ 


七年に一度の天下の大祭「御柱祭」は、
巨木を急峻な山から曵き出し、崖や川の上から人と共に
「木落し」をして,人命を失う事さえある激しい祭りです。

「人柱」ともいわれながら、
長い歴史が刻まれた大祭であります。

祭りは「見立て」から始まり
「山曵き」,「里引き」、「建御柱」で終わりますが、
4月、5月の諏訪地方は
老若男女この祭りで沸き返ります。

祭りの最中は会社も役所も休みになり仕事になりません。

町の人びとは誰にでも酒や食べ物を大盤振る舞いします。
私も3回程「山曵き」、「里引き」に参加し、
振る舞い酒で足が振らついたり、
「木落し」では最前列で見物していて
危ないおもいをしたり、
「建御柱」はハラハラしながら
写真を撮り撮り見物しました。

何故、人命を失うほどの祭りが生まれ、
今なおこの地で盛大に催されているのか、
興味がつきません。ここで、
祭りに付いて知っておくのも見物に
一興を添えるものになると思います。

祭りの歴史的背景は
御柱祭りの起源は諸説ありますが、
諏訪の地は、国宝土偶「縄文のビーナス」が出土した
縄文遺跡がまとまって存在しています。

私も十数年前、磨き石器を八ヶ岳南麗で見付けて
今も大切に保存してあります。

沢山の遺跡の中からは太い「柱跡」が発見されていて、
これが祭祀の跡ならば、
縄文時代からの祭りとも考えられます。

縄文社会では、巨木、山、太陽、蛇、性器、縄紐が
信仰の対象とされました、とすれば、
2000年以上前から行われている事になります。

室町時代に書かれた「諏訪大明神画詞」によりますと、
桓武天皇の時代に「寅・申ノ干支ニ当社造営アリ」と
書かれております。この寅年は798年にあたり,
平安時代初期にはすでに行われていたと考えられます。
何れにしても、古代からの祭りであることは
間違いないようです。
             (つづく)
インビクタスはお薦め映画 [2010年02月27日(土)]





    こちらは本物のマンデラさんです









こちらはモーガン・フリーマン演ずるマンデラ大統領です。




 今、上映されている映画「インビクタス―負けざる者たち」、
最高にいいですよ。

 某出版社の編集長に勧められ、
丸の内ピカデリー(有楽町マリオン9階)に行ってきました。

 アパルトヘイト制作の終焉した直後、
つまり1990年にマンデラが27年間の在獄生活から釈放されて
すぐの頃から、大統領となり、95年にラグビーの世界選手権が
南アで開催され、大熱戦で延長の末、NZのオールブラックスを
破って優勝するまでの話です。

クリント・イーストウッド監督の手腕なのか、
モーガン・フリーマン(製作、マンデラ役)がすごいのか
よく判りませんが、
何度か、これは実写ではないかと疑ったほどです。

 マンデラの不屈の闘志、差別なき優しさ、国づくりへの哲学・・・
どれもが的確に描き出されています。

 涙もろくなったせいもあるかもしれませんが、
感動に次ぐ感動、南アが優勝した瞬間には
一緒に立ちあがって拍手したくなったほどです。

 映画って、ここまでできるんですね。

 1980年代に何度か南アを訪問し、入国時に後回しにされたり、
トイレの前のテーブルにしか案内されないなど、
非公然の差別を受けた屈辱感を体験している者として、
マンデラという人の生き方、人間性にただただ胸を締め付けられる
思いでした。

 こんどのプリウスの騒ぎだって、もちろんトヨタはいけませんが、
人種差別が心の底にないと言えるのでしょうか。

 オリンピックだって、日本が勝つとIOCはルールを
変えたりするじゃないですか。
 そんな思いが少しでもあるなら、この映画は
 絶対のお勧めです。

 但し、イーストウッド監督さん、
または、モーガン・フリーマンさんの責任なのかな、
あなたには珍しい、とんでもない間違いを冒していることを
次回指摘しましょうね。