• もっと見る
« 2009年03月 | Main | 2009年05月»
<< 2009年04月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
大伴家持も詠んだ魚津 [2009年04月15日(Wed)]









魚津は蜃気楼もまち。大伴家持も見たに違いない。
残念ながら、昨日は曇っていて何も見えなかったが・・・。
魚津の開眼の掲示板より。








































 富山県魚津で、市制がしかれたのは
1952(昭和27)ですが、
本来、魚津は古いまちです。

富山県の国名は越中。746(天平18)年、大伴家持が、
その国守として赴任してきました。

その時に魚津を詠んだ短歌や長歌が数首あります。
片貝、延槻とも魚津市内の地名です。

片貝の川の瀬清く行く水の
絶ゆることなくあり通ひ見む

落ちたぎつ片貝川の絶えぬごと
今見る人も止まず通はむ

越の海の信濃の浜を行き暮らし
長き春日も忘れて思へや

立山の雪し来らしも延槻の
河の渡り瀬あぶみ浸かすも

 ほかにも、越中の国は、ときどき歴史に大きく登場します。

 NHK大河ドラマ「天地人」は
今月末から魚津城での上杉・織田の決戦に入る。

昨日の訪問ですっかり気に入った魚津が
また注目されるに違いない。   (つづく)
日本一魚津とそのJC [2009年04月15日(Wed)]








    39年前、本州で最初に北方領土返還要求運動に取り組んだ
    新川JC。その主催による講演会終了後、JC会員との懇親会。
    講演会には一般市民や隣の黒部市在住の元北方4島住民代表など
    多くの方々がお越しくださった。
    すっかり出来上がった、懇親会の最後にはアカペラで
    「初恋」(石川啄木作詞、越谷達之助作曲)まで
    歌わされ、いささかご機嫌で集合写真におさまった筆者
    (前列中央などといわなくともただ一人の42歳以上)。向って左が
    大崎理事長、筆者の右が広瀬和夫直前理事長、その右が
    元野雅樹副理事長。みなさん、お世話になりました。








富山県魚津市は人口46,229人(平成20年3月31日現在)。

しかし、講演前に
元野雅樹新川(にいかわ)青年会議所(JC)副理事長が
市内を案内してくれた印象では、
その3倍くらいのまちのように思いました。活気があります。

名物は、ホタルイカ、観光の売りは蜃気楼。
しかし、「まちづくり」そのものも売りに出来そうです。

全国で一番住みやすい県が富山県。
「では、富山県で一番住みやすいまちは?」との私からの問いに、
元野副理事長は、
大真面目に、かつ、誇らしげに
「魚津です」と答えました。

確かに、立山連峰を背に、
富山湾から能登半島を臨む風光明媚さと水の美味しさ、
山海の珍味の豊かさ・・・

しかし、それだけではなく、
JCの会員数がおそらくは人口比日本一であり、
活動も日本数数の活発さではないでしょうか。ということは、
若い企業人が胸を張って
「まちづくり」に献身しようとして、
それができる豊かさがあるということではないでしょうか。

大学時代を含め6年間、津軽(青森県)にいたことが
あるという大崎浩司新川JC理事長は青森から、
東京で大手印刷会社のサラリーマンだった元野副理事長は
都内から、それぞれ美女を引き連れて
生まれ故郷に錦を飾って、
幸せな家庭を築いているというのです。

表面しか見る時間がなかった私には、
詳しいことは分かりませんが、例えば、
桃山運動公園。上から、陸上競技場、サッカー場、野球場が
3段に整備され、満開の桜が囲んでいました。

「いつでも草野球が公式球場で出来るんです」。
元野副理事長は故郷のよさをそう語り、さらに、
「二人の子供には海と山を堪能させています。
ゲーム機なんて不要です。妻はここでの生活が
もう10年になり、私より魚津弁がうまいんです」。

 魚津市とその市民、そして新川JCに栄光あれ。

 しかし、この「日本一住みよいまち」でも、人口の減少傾向は
歯止めがかからないという。なにか大きな流れが
始まってしまっているということではないでしょうか。

 私は北方領土問題の講演に招かれたのですが、
「あなたたちが少子化をとめなくてどうする!」と、
思わず叱咤激励してしまいました。

                    (つづく)¥
日本一のまち・魚津 [2009年04月15日(Wed)]






 普通なら、皮肉ではなく「魚津駅前の賑わい」と書くべきところ。
 いかんせん、午前6時45分撮影ですから、いつもの私なら
 寝ている時間。前日夕方は、5万人のまちとは思えない活気を
 感じました。「日本一住みやすいまち」ですよ、たぶん。












   魚津は富山県、大河ドラマで話題の直江津は新潟県。
   今月末からは魚津も同じ番組でクローズアップです。










 魚津市に行ってまいりました。
社団法人新川(にいかわ)青年会議所で、
北方領土問題について講演するためです。

 東京の友人・仲間に魚津といっても、
ほとんど誰も知りませんでした。

ひとりだけ、「新潟県ですよね。いま、
大河ドラマ『天地人』で話題の」という
(たぶん?)「妙齢の」美女が居ましたが、
これとて、後半だけ、概ね正解という程度です。

『天地人』に魚津城の戦いが出てくるのは、
4月26日放映分から3週間連続で。
1582年の織田軍と上杉軍の死闘で、
織田勢が勝ちを制し、
これがあって天下統一に大きく一歩踏み出したのです。

 城跡はいま小学校になっています。

 魚津市は富山県東部、秀麗な立山のふもとにある港町。
人口は5万弱。しかし、すばらしい町です(詳しくは次回)。

 まずは、東京からどう行くか、ご案内しましょう。
上越新幹線で越後湯沢まで行き、ほくほく線という、
山陽新幹線かこれかというほどトンネルの多い路線に乗り換え、
直江津(直江兼続が拓いた港)経由で魚津に着きます。
その先は、富山、高岡、金沢となります。

 今朝は、0700に魚津を発ち、0836に越後湯沢着、
13分の乗り換え時間で0849同駅発、
ノンストトップで東京着。なんと合計でわずか2時間55分。

 ここを選挙地盤とする畏友・宮腰光廣衆院議員(自民党)は、
「想像するより遥かに近いから魚津へこんしゃい」と盛んにPRする。
その口車?に乗せられて、黒部、富山には何度か行ったのですが、
ホントに近い。

「これなら北陸新幹線なんて要らないじゃないですか」と
憎まれ口もたたきたくなるほど。

 案内してくれた青年会議所のAくんも、
「週末、両親がサントリーホールのコンサートに行ってきました」。

 これ以上いうと、宮腰くんに叱られそうだから、止めとこっと!

 何はともあれ、魚津は、ひょっとしたら
日本で一番の「いい町」かもしれません。
                      (つづく)
| 次へ