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プーチン首相の来日 [2008年10月25日(Sat)]




    


           ロシアのプーチン首相







 ロシアのヴィクトル・フリステンコ連邦産業貿易大臣が、
10月20日から22日まで来日し、
東京飯倉の外務省公館で開催された
「貿易経済に関する日露政府間委員会第8回会合」に
出席した。

 このほか、ロシアからは、
年内にラブロフ外相、プーチン首相の来日が
予定されている。

 これについては、
グルジア情勢が深刻になっている折から、
アメリカやEU諸国がいい顔をしない。

 先日、駐日関係者と会食をした際にも、
「ささか日本は漁夫の利を狙って」といった表現をしていた。

 日本が「抜け駆け」をしようとしている
のでないかという、疑心があるらしい。

 10月に行われた日露両“海軍”の
海難救護に関する合同演習も、
予定をかなり遅らせ、
規模も縮小したとはいえ、
アメリカやEU諸国が、
結構、気にしている様子だ。

 しかし、グルジアに対するロシアの対応については
日本もまた厳しく糾弾すべきだが、
だからといってすべからく対米追従であることが
わが国の国益かどうかは、よく考える必要がある。

 日露間にはなにも、緊急にプーチン首相と
詰めなくてはいけない重要課題があるわけではなし、
急いで来日してもらわねばならないことはなし、
「是非、お越しください」と下手に出ることはない。

「来る者は拒まず」でよい。

 その代わり、
首脳の来日に際しては、
北方領土問題について、
わが国の態度が不変であることを、
堂々と、
きちんと
伝えることを怠ってはならない。
修身の教科書に敬服C [2008年10月25日(Sat)]







戦前の「修身」の教科書から、「世界の国旗」。今度はフランス。

  ■ ■■ ■■□■■ ■■ ■

藍・白・赤3色を以って縦に染分けられたるは、
フランスの国旗なり。

この3色は自由・平等・博愛を表すものと称せらる。

▲ ∵△∵▲∵△∵▲∵△∵▲∵

これは簡潔明瞭。

ただ、もう少し詳しく、
拙著『世界の国旗』(主婦の友社)で
説明しておきたい。

1789年7月14日のバスチーユ襲撃の翌日、
国民軍総司令官ラファイエットが市民に与えた
赤白青の帽章に由来する。

自由・平等・博愛をうたう三色旗(トリコロール)。

赤と青はパリの色、白はブルボン王家の色といわれた。

ナポレオンも三色旗をそのまま用いたが、
1814年5月のルイ18世のパリ帰還で、
ブルボンの白旗が復活した。

その後も紆余曲折はあったが、
三色旗は1830年の七月革命で
ルイ・フィリップが復活して以来、
今日まで続いている。

3色の比率は「視覚上の効果」から、
一時、竿側から30対33対37の割合が多く用いられたが、
1946年の第4共和国憲法で3等分と定められた。

しかし、1958年の第5共和国憲法(ドゴール憲法)で
「等分」の語が削除された。

もっとも昨今では、海上での使用を除き、
ほとんど等分のもののみが使用されている。
                    (つづく)

修身の教科書に敬服B [2008年10月25日(Sat)]







 「修身」の教科書当時の米国旗(ニューメキシコとアリゾナが州に昇格して、
1912年7月4日にそれまでの46星から一挙に48星になった。)










    現在の米国旗。なお、国旗の縦横比は正式には
  1:1.9。






 戦前の「修身」の教科書から
「世界の国旗」の部分の続きを紹介したい。

今回は、アメリカ。こう記述している。

  ■ ■■ ■■□■■ ■■ ■

アメリカ合衆国の国旗は
一定不変の部分と、
変化を許されたる部分とより成る。

すなわち、
赤・白合わせて13条の横筋は、
独立当時の13州を表わすものにして、
永久に変化することあらざれども、
藍地中の星章は、
常に州の数と一致せしむるを定めとす。

現今は星章の数48個なり。

■ ■■ ■■□■■ ■■ ■

 ちなみに、今の子供たちに尋ねても、
こういう“世界の常識”に通じていない。

 修身の教科を時代に合わせる編集をしたら
どうなるのか、わがこととして一度、
取り組んでみたいような気がする。

 とりあえずは、拙著『世界の国旗』(主婦の友社)
から、アメリカの国旗について。

 〈星条旗〉として
世界中に知られている国旗である。

左上隅の50星が国を構成する州の数を、
赤と白の13本のすじが独立当時の13州を表わす。

1776年7月4日、独立宣言が発せられ、
翌年1月1日からは13州連合の旗として、
13星13条の旗を採択。

星は円形に並べたものが多かった。

この旗の発案者については諸説あるが、
独立宣言署名者の一人ホプキンソンという説と、
ジョージ・ロス夫人という説の2つが有力。

1795年、ケンタッキーとバーモントの両州が成立して、
15星15条となったが、
1818年の法律で、
原州を表わす13条はそのままに、
以後、新しい州が成立した場合は、
次の独立記念日(7月4日)から
星の数をふやすようにした。

1912年以来、長く48星だったが、
1958年にアラスカ、
1959年にハワイが相次いで州に昇格し、
1960年7月4日以降は50星。



               (つづく)
修身の教科書に敬服A [2008年10月25日(Sat)]





    英国旗(イギリス国旗)







     


      イングランドの旗








      



        スコットランドの旗









      


        アイルランドの旗




 「修身」の教科書から、今度は
イギリスの国旗についての説明を紹介します。

  ■ ■■ ■■□■■ ■■ ■

イギリスの国旗は、
今日の形式を具うるまでに
幾多の変化を重ねたるものなり。

元来イギリスは、
イングランド・スコットランド・アイスランド三国の
合同して成れる国家にして、
先ずイングランドとスコットランドと合するや、
白地に赤十字の徽章ある前者の国旗と、
藍地に斜白十字の徽章ある後者の国旗とを合して
一旗となし、
さらにアイルランドの加わるに及び、
白地に斜赤十字の徽章あるその国旗を合わせて、
ついに今日の如き形式をなすに至れり。

■ ■■ ■■□■■ ■■ ■

拙著『世界の国旗』(主婦の友社)と読み比べてください。

125.グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)
 いわゆる〈ユニオン・ジャック〉として
あまりにも有名な旗。ユニオン・ジャックとは
“組み合わさった旗”の意。

@ エドワード1世の時代の
1277年にイングランドの旗となった
白地に赤十字の旗(聖ジョージの旗)に、

A スコットランドの
青地に白の斜十字(聖アンドルーの旗)と、

B アイルランドの
白地に赤の斜十字(聖パトリックの旗)が
組み合わさったもの。

1603年、エリザベス1世の逝去により、
スコットランドからジェームズ6世が迎えられ、
イングランド王ジェームズ1世となった。

このため1606年に布告が発せられ、
@ とAを合成、その後、
イギリスはアイルランドを併合し、
ジョージ3世の勅令によってさらにBを加えた。

なお、この旗は、
一見したところでは上下の別がないように見えるので、
掲揚の際には特に注意が必要である。

■ ■■ ■■□■■ ■■ ■

 私の説明はややくどいだけで、
こうしてみると、先人に頭を下げなくてはいけないと
思う。           (つづく)
修身の教科書に敬服@ [2008年10月25日(Sat)]









国旗のことをいろいろ調べていると、
国旗の研究や普及が一番盛んだったのは、
なんと幕末。

ペリー来航の前後から、明治維新までの15年ほどの、
国旗の研究や普及には、脱帽するほかない。

そのあたりについては、いずれ小欄で紹介するつもりだ。

それとは別に、昭和の一桁の時代にも、敬意を表したい。

「戦前の教育は×で、戦後の教育は◎」などと盲信する人は
いまやめったにいまいが、
国旗については、これまた実に立派なのである。

『修身・日本と世界』(小池松次編著、日本館書房)によれば、
第3期「尋常小学修身書」(巻6)に次の表記がある。

 この正確な発行年月は教育史に疎い私には
よく分からないが、国旗に関する文章の内容からみて、
1934(昭和9)年あたりではないかと推定する。

 各国の国旗について、実に詳述しており、
30冊以上関連の刊行物を出版した私としても、
「真っ青」。脱帽どころか、脱衣
(して、風呂にでも飛び込むほかない)状態である。

 まず「日の丸」から、ついで、少しずつ、
比較して紹介したい。

   ■ ■■ ■■□■■ ■■ ■

     世界の国旗

今日一国家を形成する国々にして、
国旗の制定せられざる所なし。

国旗は実に国家を代表する標識にして、
その徽章・色彩にはそれぞれ深き意義あり。
今、我が国を始め主なる諸外国の国旗に就いて述べん。

雪白の地に紅の日の丸をえがける我が国の国旗は、
最もよく我が国号にかない、
皇威の発揚、国運の隆昌さながら
旭日昇天の勢あるを思わしむ。

さらに思えば、
白地は我が国民の純正潔白なる性質を示し、
日の丸は熱烈燃ゆるが如き愛国の至誠を表わすもの
ともいうべきか。
              (つづく)
麻生首相のバー通いA [2008年10月25日(Sat)]













麻生さんが連日のようにホテルのバーに行くことについて、
そんなに目くじらを立てるべきことかと書きました。

それをごらんになったかどうかは、定かではありませんが、
国際派ジャーナリストのP氏から、
ベテランらしい、長文が送られて着ました。

    ■■ ■■□■■ ■■ 

麻生総理や閣僚の資産公開があり、
税務署の計算に基づいた推定額が公表されました。

麻生総理、鳩山総務の二人を含め
10億円を越えた人はいませんでした。
(麻生氏は4億5000万円余りと公表)

知人たちに感想を聞いてみると

「松涛(神山町)に壮麗な邸宅を構えているだけで
資産が10億以下というのは信じられない。

数十億円以上するのは
素人でさえ判る。
数字、計算(算定基準)のカラクリでしかない。

一般国民は誤魔化しと見るだろう」

と厳しい(醒めた)目で見ています。

福岡の実家?は野球場と同じような広さだと言われます。

地方だとしても
邸宅の規模からして、
またそれを維持できる財力(納税力)がある訳です。

丁度
麻生総理の毎晩のバー、レストラン通いが
論議の種になっているだけに
麻生総理の軽薄な行状が目立ってしまいます。

総理は極く自然に(素直に)「バーは安い」と言いますが
彼が通っているのは
ホテルオークラ別館1階のバーと
帝国ホテルの会員制バー。

一寸引っ掛けただけで1000円、少し摘まんで2〜3000円。
それにサービス料がかかるのを
(勿論、貧富の差が拡大した現状では、所得層に応じて
反応は異なりますが)
今の一般国民が「安い」と感じることは無いでしょう。

問題は
麻生さんと一般国民の認識落差が余りにも大きい、
ということです。

アメリカ大統領選挙で共和党が、
副大統領候補ペイリン氏の服装代に
1500万ドル(1ドル100円として1500万円)を費やしたと
報道されました。
共和党としては、
兎角服装のセンスが田舎っぽいと見られる
ペイリン候補の見栄えを良くする積りでの出費であるのでしょう。

共和党は、(大統領選挙が終わった)後は
競売に付すなどして益金を慈善事業に回す、
と説明しています。

しかし、メディアは
「あのような高価な衣装を一体誰が買えるのか」、
と思わせる目で見ています。

共和党の発想が
今のアメリカ国民の生活感覚と
大きく隔たっていることが明らかで
「共和党陣営は別世界の存在」と感じられています。

ペイリン候補の巨額の衣装代は政治的には間違った判断
politically incorrect です。

翻って麻生さんの言動を見ると
一般のサラリーマンとか会社重役であれば
個人の感覚の違いであり、
一般からは
「さすが社長は違うな」とか「社長は金が有るからな」
といった反応で終わるでしょう。

しかし
麻生氏は卑しくも一国の総理、
政治的に正しい言動とは言えないでしょう。
まして今度の総選挙で
自民党が負ける可能性が極めて大きい状況だけに
自民党の戦略家たちから見れば
総理の言動は何とかしたい、と考え込んでしまうでしょう。

素直なのは良いことですが
彼の言動を聞いた国民は

国民感覚と離れすぎている人が
具体的な政策を通して国民生活を立て直し
国力回復を実現できるのか、と
疑念が先に立つでしょう。

総理は
全国を100箇所以上回った、と言いますが
各地のJC会員と会った程度でしょう。

故・河野一郎氏は
兎角色々金銭疑惑のある政治家でしたが
彼は
毎年師走の声を聞くと
長靴を履いて市場を回ったりして
景気の臭いを嗅いで「庶民の生活の状態を知った」
と言われます。

個人の印象論でしかありませんが、

古い世代の自民党の政治家の中には
有権者の家々を訪ねてお茶を飲み交わしながら
世間話をして

常に人々の生活状態を頭に入れ
何をするべきか、何を言うべきか
考えている人が多かったように
思います。

麻生さんは
まるで社員に向けているような言動が多く、
総理大臣というよりは
会社の世襲社長が似合うのではないでしょうか。

アメリカ発の金融危機対策についても
「90年代の金融危機を克服した
日本の経験を教訓として、、、」などと
ノー天気なことを言っていますが、
(どうせ官僚の智恵でしょうが)

後手後手に回った日本の経験は各国周知のことです。

むしろ彼らが注目したのは
危機をすみやかに克服したスウェーデンの経験であるのを
麻生さんは
勿論御存知ないのでしょう。

日本のメディアも取り上げていない以上
麻生さんが知ることはないかも知れません。

日本にとっては国際金融体制、貿易体制、環境対策などで
主導権をとれるような提言をして行く絶好の機会でありますが、
そのような提言は愚か
馬鹿にされるような発言をしないようにするだけで
終わるでしょう。

首脳会議ですから
面と向かって
彼に恥をかかせる首脳はいないでしょうが、
裸の王様。

麻生さんを、個人的には可哀想だと思いつつ
世界の金融体制を根本から変えることになり得る時、

官僚に操られるだけの
金持ちのボンボン総理が日本を代表するのは
残念なことでもあり
見っとも無いことです。

    ■ ■■ ■■□■■ ■■ ■

 それでも、私は、
 麻生さんのホテルのバー通いについては、
たと比較しての安さ、確かさ、警備上の安全さ、
客対応の至便さなどから言って、
目くじらを立てるつもりはありません。

 自分のカネでどこで飲もうとも自由です。

 ただ、問題は、一般の国民が今、何で困り、
何を政治に期待しているかを
しかと理解するほうは大丈夫かということであり、
それに対する機敏かつ根本的な対策を決定する
情報と腹づもりがあるかということであり、
あの富豪にとっては「ささいなこと」で
そのライフスタイオルを曲げて、
ストレスでもたまるようなことになってはいけないと
愚考するだけです。


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