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国旗に裏表? [2008年10月22日(水)]










 小欄ご愛読くださるみなさまには、
明日の晩の「99メモリー」(日本テレビ系列)の解答を
発表してしまいます。

 2時間番組の中で1分間だけという
時間の無駄を省くため、
こっそり、解答をお伝えいたします。

 問題は、裏表の違う国旗があるかどうか、
というものです。

 解答は、「あります」。

 南米パラグアイの国旗は、
表と裏で紋章が異なる珍しいデザインなのです。

 表と裏の紋章は、
それぞれ別個に製作して
縫い合わせるのが普通ですが、
印刷物などでは表面だけが用いられているのがほとんどです。

 でも、それは正しくありません。

 3色は独立戦争・平和・秩序を表わしています。

 表の紋章は国章で、裏は国庫の証印。

 表の紋章にはスペイン語で「パラグアイ共和国」とあり、
1812年5月15「日に独立したことを記念する「五月の星」を
オリーブ(右)と椰子の枝で囲んだデザインです。

 裏の紋章には国の標語である「平和と正義」がスペイン語で書かれています。

 また、“自由の帽子”は中南米の多くの国のシンボルであり、
ローマ時代の解放奴隷に由来し、
1789年のフランス革命時代に
革命に賛同する人たちが用いたとされています。

 ただ、私が1995年9月にパラグアイで調査したところでは、
大統領官邸の国旗、紙幣、政府刊行物に至るまで、
ほとんどの紋章が、
ライオンの顔が横向きになっているなど、
それまでとは違って簡略化されていました。

 いつ、なんという法令で改訂されたのかを、
さまざまな政府機関に訊きましたし、
駐日大使館にも問い合わせましたが、
「確かに変わったが、そう訊かれても数年前からとしか
答えようがない」と、両手を広げて、
こまったという表情をすばかりでした。

 したがって、小欄の図も、現在の簡略型のものに
しました。

 国旗に裏表があるというより、
表裏一体になったデザインというべきかもしれませんね。

テレビの解答者になります [2008年10月22日(水)]






          パラグアイの国旗





 日ごろ、私は
全国の小中高校で国旗の話や
国際交流について講演をしています。

 そんなときに、
「テレビでもやるんですか?」
とよく訊かれます。

「そのときは必ず教えてね」という、
子供たちの声に応えて、
あえてお知らせします。

 去年の「世界一受けたい授業」や
NHKの「ラジオ深夜便」のような
比較的長い時間での出演は
そうはありませんが、
あす23日(木)19〜21時の
「ナインナインメモリー」というクイズ番組に、
パラグアイの国旗のことで、
解答者として1分ほど出るという連絡が、
テレビ局からありました。

 子供たちが世界の国旗に感心を持つきっかけに
なってくれれば、嬉しいです。

 パラグアイの国旗って、世界でただひとつの
珍しい特徴があるんです。

ロシア人の気持ち [2008年10月22日(水)]












 やや?インテリのサラリーマン、熊さんと八さんが、
新橋の居酒屋で気炎をあげた。

 熊「ロシアもつらいよなぁ、八」

 八「南オセチアとアブハジアだよね」

 熊「承認したのはニカラグアとソマリアだけだもんね」

 八「昔の満州国みたいなもんかね」

 熊「外国が付き合ってくんねぇもんな」

 八「戦略的パートナーとかいってる中国だって」

 熊「付き合ってくんねぇもんな」

 八「そりゃそうだよ。東トルキスタン(新疆ウイグル)や
チベットの問題があるもん」

 熊「台湾だって関係してくるしな」

 八「ロシア人はどう思ってんだろ?」

 熊「アメリカの重圧を感じてるだろうね」

 八「そうだよな。ロシアになってから、ろくなことがないもんね。
ソ連崩壊で領土は小さくなるし、治安は悪化するし、
“物乞いの90年代”だったし、NATOは拡大してくるし・・・」

 熊「ユーゴは解体してセルビアが孤立し・・・」

 八「コソヴォが分離するし・・・」

 熊「中央アジアのCIS諸国だって、
ロシアから離れていってるよなぁ」

 八「オレンジだのバラだのってね」

 熊「チェコにはMDだしな」

 八「ウクライナでも、大統領選挙のときは
プーチンが2度もでかけて親露派の候補を応援したけど、
ダメだったもんね」

 熊「それに加えて金融危機に原油の値下がり」

 八「“油”上の楼閣だから、製造業がないようなもんだしね」

 熊「いやいや、武器だけは21世紀だぞ、あそこは」

 八「それでも中国には最新鋭のものは売ってないよな」

 熊「そりゃそうだ。潜在的には“敵国”意識さえあるよ」

 八「シベリア・極東に随分、中国人が増えたみたいだね」

 熊「でもね、中国で稼げるようになってきたから
伸び率は下がったようだよ」

 八「それでも人口圧を感じるだろうね、ロシア人にしてみれば」

 熊「金融危機も深刻だぞ。今回のアメリカでの騒ぎの前、
今年の5月からロシアの株価はどんどん下がってたよな」

 八「5月に比べちゃ、30%くらいになったとか」

 熊「外貨準備も減ったね」

 八「原油高で6000億ドルもあったのが夏以降、急激に下がったよ」

 熊「それでも5240億ドルだとか。でも、まだまだ減りそう」

 八「世界では中国の16,000億ドル、
日本の1億ドルについで3位だよな、ロシアは」

 熊「“油”上の楼閣、八もいいこというね」

 八「ガスプロムまで公的資金による救済を申し出たとか」

 熊「そうはいうけどね、1991年末に“ソ連帝国”が崩壊しても、
あれは何かの間違いでソ連時代の栄光みたいなものに
郷愁を持ってるんじゃないのかな」

 八「えっ? そうかなぁ。オスマントルコ、大英帝国、
ハプスブルク帝国いろいろあったけど、
もはやどこもそんな郷愁なんて持ってないでしょう。
夢よもう一度なんて」

 熊「そりゃ、大日本帝国だってあったよ。今じゃもう、
持たな過ぎるほど国家意識がなくなってしまっているけど

八「それは問題だよね。でも、ロシア人は、夢よもう一度みたいだね」

 熊「それじゃ、グルジアを巡って、再び、冷戦再来かい?」

 八「ソ連崩壊までの冷戦にはイデオロギーが中心にあったけど、
それはもう、ないっていえるんじゃないかな」

 熊「つまり、再び共産党一党独裁はないということか?」

 八「一応そういえるんじゃないかな」

 熊「市場経済の味、民主主義の味を多少たちとも知ったもんね」

 八「でも、シロビキって言ったっけ、
警察国家みたいな雰囲気らいいぞ」

 熊「アメリカの大統領選挙が終わったら、どうなる?」

 八「マケインは対露強硬派だからな」

 熊「そうそう、去年だったっけ、サンクトペテルブルクでの
G8サミットをアメリカはボイコットすべきだとか、
そもそもG8からロシアを締め出せとか言ってたよな」

 八「でも、それは今は言わなくなったぞ」

 熊「まあ、オバマが勝つようだから、少しは調整できるのかな」

 八「簡単じゃないだろな」

 熊「日本はどうすりゃいいんだろね」

 八「あ、おれ、息子の宿題手伝ってやるって約束してた。
そりゃ、今度にしようぜ」
日の丸への忌避観 [2008年10月22日(水)]












山形県にお住まいのE氏(実名で来ましたが匿名にします)
という教員の方からのコメントです。

「吹浦さんは、ブログで日の丸を掲げている
ごく珍しい方のようですが、
これには忌避観を持っている人が多いので
お止めになられることをお勧めします。
そうでなくては、せっかくのお話の内容が
台無しになってしまいます。
教育現場を混乱させないでください」。

     ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆  ★★★

拝読いたしました。そして少々呆れました。

以下、率直に私の意見を申し上げます。

これは、国会で「国旗国歌法」を審議したときに、
私が参考人として供述したことと、基本的には同じです。

読売新聞(10月21日付)によれば、
日本サッカー協会は、
協会や代表チームから
ファン離れが進みかけている状況に鑑み、
ファンとの距離を縮める試みを始めているとのことです。

 今月15日の日本−ウズベキスタン戦(埼玉)では、
選手の入場時、スタジアムの観客席に、
巨大な日の丸と日本代表のユニホームが
出現しました。

各座席に用意されたカラーボードを
ファンが一斉に掲げたからです。

「日の丸」について、
依然、旧思考のまま
これを忌避する人がいることを
私は否定しませんし、
現にこの方のように、
私に“助言”してくれる方もたまにはいます。

しかし、
私にはほかに日本に適した国旗を想定できないのです。

三色旗や星とか月、縞模様などというのが、
イメージとして浮かんでこないのです。

そのくらい「日の丸」は日本人に定着し、
若い人にも着実に受け入れられていることを
大事にしたいのです。

 世界の国旗は、
敗戦や政治体制の変革、
あるいは時には「独裁者の気まぐれ」でまで、
全面変更になります。

しかし、日本の「日の丸」はそうしたことが一度もなく、
連綿として今日まで国旗として継続し、
社会に定着しているのです。

 民主主義を国是としている日本、
物事を決定するのに少数意見は尊重したいものです。
しかし、
ひとたび、多数の意見によって決定されたものは、
少数者がこれに従うということでなくてはいけません。

 そうでなくては、
少数者の意見は尊重されなくなりますよ、
ということを最後に
E先生には申し上げたいと存じます。
解散は外交日程上至難 [2008年10月22日(水)]








 これからの2ヶ月、これだけの外交日程が並んでいる。

 まず麻生首相は、明日、北京に向かい、
24日のアジア欧州会議(ASEM)にのぞむ。
北京では、中国や韓国などとの個別の首脳会談も
当然、行われる。

11月22,23日には、ペルーのリマで
アジア太平洋経済協力会議(APEC)、

11月中に米国で金融危機対策のための緊急首脳会議を
というブッシュ大統領からの呼びかけがある。
サミット議長国としてこれも出席は必至だ。

12月上旬、おそらくは6,7の両日であろうが、
総理の地元・福岡県で日中韓首脳会談を開こうと
外交ルートで両国に呼びかけている。

これは、麻生総理にとっては大きな“イベント”だ。
呼びかけておいて、
選挙で負けて自民党の別人ならまだしも
小沢さんが出席というのでは、
あまりにみっともない。

さらに、
12月17日、バンコクで東アジア首脳会議(EAS)
が開催される。

 以上、いずれも麻生首相の出席が必須である。

 12月後半からは予算案作り、年末年始の皇室行事などが
重なる。

 その中で解散、総選挙を入れるのは、
至難なワザではあろうが、
ありえないことではない。

テレビ選挙の時代、
各国首脳との重要な会議に出席するより、
場合によっては、票を産む。

 「常識的には11月30日が投票日だよ」
という森元首相の発言は、
まさに常識的。

逆に、だからこそ、麻生首相は
12月以降の解散、1月中旬以降の投開票を
選ぶのではあるまいか。

 あるいは、通常国会の冒頭解散もありだ。

 今は「麻生さんしかひけない弓の弦」を思いっきり
引っ張ろうとしている状況だろう。

 決め手は、
経済・景気の動向、世論調査、新たなスキャンダル発生の有無
であろう。