ロシア語での中国、朝鮮 [2008年10月20日(Mon)]
NHKの教育番組でロシア語を勉強している Sさんという方から 質問が来ました。実名ですが、 あえてSさんとしておきます。
「ロシア語で中国のことをキターイと言い、 中国人をキタイスキーといいます。 なぜですか?
ついでにというとなんですが、 朝鮮はカレーツで 朝鮮人はカレツキーです。なぜですか?」。
その前に、なぜ私に質問なのでしょうか、と 居直りたい気分もほんの少しありますが、 真理の追究はもとより楽しきこと、 まして(きっと)天下の美女からのご質問、 逃げはしませんぞ!
キタイは契丹からです。
契丹は、基本的に遊牧民族。
中国の東北部から中央アジアにかけて移動し、 916年渤海を滅ぼし、 今の中国北部に遼という国を建てました。 しかし、 女真が宋と結託して南下したため、約200年で 1125年に至り、遼は滅亡しました。
おそらくロシア人が最初に接した 東洋系の大きな民族のひとつだったから ロシア語で中国のことをキターイと 言うようになったのではないでしょうか。
ロシア語ではКитайですよね。
英語のCathayにあたります。
香港に本拠地を置くCathay航空のあのキャセイです。
カレーツは高麗からではないでしょうか。
英語のKoreaもそうですよね。
マルコ・ポーロの『東方見聞禄』では Cauliと表記されているようです。
高麗は918年に王朝を建て、 遼と何度も戦闘を繰り返し、 最後は、1259年に元(蒙古)の大群に席巻されました。
ご承知のように、 日本で言う蒙古襲来に元の下で加わったのは この高麗です。
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吹浦 忠正
at 17:38 |
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チェコでの日本語教育 B [2008年10月20日(Mon)]
 「オロモウツ便り」第3便として、 早稲田時代の同級生で、 ボランティアとしてチェコの名門パラツキー大学で 日本語を教えている吉田晃治くんから、 新しい報告が来ました。
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チェコは現在季節の変わり目、 あちこちで咳き込んでいる学生が目立ち、 冬が近いことを伺い知ります。きょうはこれまでのトピックスを 幾つか書きます。
◎ ご存知のようにヨーロッパの古い町では 未だに石畳の道路です。
何と言っても1573年に大学が出来たこの街では、 世界遺産の観光行政もあって、街中石畳です。
寮から徒歩15分の大学までもこれまた石畳で、 これによく足をぶつけよろけます。
1週間ほど前、小雨の日に、 この石畳で滑って転んで、 あわや右足膝の皿骨折か、と思うばかりの 大事故に見舞われました。
左肩にはパソコンや教材他を入れた10kgの重さの鞄、 右手にはスーパーで買い込んだ食料品の袋。
躓いた途端からだが宙を切っているのに 手から鞄も袋も外せず、 もんどりうって右足の皿をいやと言うほど 石畳にぶつけました。
暫くはものも言えず起き上がれず。
幸い2〜3日で腫れは引き ことなきを得ましたが、憎っくきは石畳です。
◎スーパーの野菜や果物売り場では, 幾ら/kgの表示があり、自分で計って値段表をビニール袋に 貼り付けます。
ここに何と日本の梨がありました。20世紀です。
大きさは軟式野球のボール位で少し小振りですが、旨い。
日本人が作ったのかどうかは判りませんが “NASHI”と表示してあり、 『金』の漢字も付いています。
この"NASHI"を買うべく秤に載せたのですが いっこうに料金表示が出てこない。
やむなく通りがかった 品のよさそうな老婦人に聞いてみたが どうも判らない様子。
仕方なく諦めたら、その老婦人が追っかけてきた。
どうやら、これは『一個幾らの値段だよ!』と 言っていたらしい。
何処の国でも品のいい人は親切だ。
◎ 女子学生に自己紹介させたら 『私の趣味は友達と飲み屋に行くことです。』と来た。 ギョ!
<女子学生に『飲み屋』は相応しくないよ。>と 言いたいところだが、言えば、 今までの日本語教師の面子を潰しかねないし、 皆の前で言われた本人も傷つくかもしれない。
うーん、これぞ新任教師の最初にして最大の危機。
唸っていても知恵も出ないので幾人かの方に ご相談、色んなお知恵を頂いた。多謝。
但し、結論は自分で出さねばなりません。 『私は、将来チェコの指導者になられる パラツキー大学の学生諸君に、 品のある正しい日本語を教えるために、 はるばる日本からやって来ました。 この点をよく理解して聞いて下さい。』言えるかな、 非難されたり嫌われたくない、 いや勇気を出して信念を言ってみよう!
さて、来週の授業の結果はどうなることやら。
今週はここまでです。
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Posted by
吹浦 忠正
at 16:57 |
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民主党、どうするどうする? [2008年10月20日(Mon)]
去年、民主党はインド洋での海上自衛隊の補給支援を、 「憲法違反だ」と騒ぎ、徹底抗戦した。
その結果、関連法案はとうとう期限切れとなり、 それまでの苦労も国際的な高い評価投げ捨てるかのような形で、 補給艦がすごすご帰国という醜態を演じることになった。
誇り高い海上自衛官の士気をどれだけ阻喪したことか。
それが、今度は、事実上、容認である。
「憲法違反」騒ぎはどうしたのか。
判断を間違えたから、考え直した というならそれはそれで立派な態度、 人間、誰でも間違いは犯す。
しかし、民主党には他にも同じような点がいくつかある。 次々と大いに訂正してほしいものだ。
しかし、実際には、そんなことではない。
「政局第一」のこの党、もとい、 この党の党首は、解散間近のこの時期には どんどん法案審議を進めて、 総理が解散するほかない状況を作ろうとしている。
だから、日銀副総裁人事にもほとんど抵抗しない。
そこで、麻生さんは考えるだろう。 「民主党が解散を急いでいる」。
その通りだ。私に入ってくる情報では 民主党の候補者たちの多くが、 選挙資金が心配でならない状況だ。
これで、11月末の総選挙を逃したら、 1月解散、2月選挙とでもなりかねない。
しかも、その間に、民主党に絡む 「良からぬ話」「好ましからざる話」を 官邸が次々に出してゆくだろう。
すでに、実にタイミングよく、 小沢党首の“秘蔵っ子”前田雄吉衆院議員に次いで、 党副代表の大ベテラン・石井一参議院議員が 「マルチ商法」企業からの献金疑惑で あげられた。
もちろん、こういうのは糾弾されて当然だ。
しかし、官邸には、幹部にもノンキャリ組にも 警察畑の出身者が、いつになく多いのも気になるし、 この2人、強烈な創価学会批判をしてきたのも事実だ。
さあ、民主党、 政策でブレている上に、 これでは、大好きな政局で追い詰められかねませんぞ。
どうする、どうする!?
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吹浦 忠正
at 16:10 |
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ママさんか女声か(続) [2008年10月20日(Mon)]
挿画は石田良介画伯の特段のご厚意で 掲載させていただいております。禁無断転載。
「ママさんコーラス」と「女声コーラス」について、 尊敬する、「札幌・どさんこ」からの 「愚考」と自称する名解説が「きました。
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「ママさんコーラス」と「女声コーラス」、レベルの 問題ではないかと存じます。
「ママ」という言葉に惹かれるのは、確か(うろ覚えで すみません)赤ちゃんが最初に発するのが「マ行」で 「マンマ」(ご飯)なのか、「ママ」なのか、ともかく これは世界共通の 赤ちゃんの成長段階に見せる唇の動き、 発声だったように記憶していますが、 出典にあたっていませんので不確かです。
「ママ」の言葉がもたらす「母親」のイメージは 分離不能のものですから 乳児時代の居心地のいい母親との一体感を そこはかとなく感じさせる言葉に 心の安心感、安定感を覚えるのは、 歳を重ねても特に男性は強いのではないでしょうか?
つまり、吹浦様にとっての「ママさん」コーラスのイメージは 極上の言葉による表現だったなのだろうと愚考する次第です。
それは吹浦様の母親を語る時の言葉の柔らかさと、 ロシアとの交渉、役所との交渉で発する言葉とは とても同一人物と思えないほどの落差が生まれるのも、 対象が違うために滲み出る「思ったことは口に出る…… それがあなたの運命さ」の実証例かとも思います。
しかし、ここは女性陣には、理解されにくいでしょう。きっと。
女性にすれば、 「ママ」さんという役回りは、女性の生活のごく一部 でしかない、 と思っていらっしゃるのが昨今の空気ではございませんか? (それが、最良とは思えないのは 私も男性の1人だからもしれません)
しかし、何しろ女性は以下のようなクリエイティブな仕事を 日々、こなしていらっしゃるのですから。 (以下は出典に基づきます。ご存知の方も多いとおもいますが 参考までに。『アメリカの心』昭和62年・学生社刊)
『世界で一番クリエイティブな仕事とは』
それに関係するもの 味覚、 ファッション、 装飾、 リクリエーション、 教育、 交通、 心理学、 ロマンス、 料理、 デザイン、 文学、 医薬、 工芸、 園芸、 経済学、 政府、 近所付き合い、 小児医学、 老人医学、 接遇、 管理、 購買、 ダイレクトメール、 法律、 会計、 宗教、 そして経営。 誰であろうとこれら全部を やってのけられる人には きっと特別な人に 違いない。 その通り。 彼女の名前はホームメーカー。
*「ママさんコーラス」の呼称は、 上記全体像を見失わせ、せいぜい一つか 二つに押し込んでしまうように、 感知されたのではないでしょうか。
トラの尾を踏んでしまいました、というか ここは、賢明な吹浦様のことですから 「共存」の道を探るようにされることと 楽観しております。
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吹浦 忠正
at 12:09 |
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名西高校生からのメール [2008年10月20日(Mon)]
先週、私は、 文部科学省のオーサーズヴィジット事業の一環として、 徳島県立名西(みょうざい)高校で講演をしたことは既に書きました。
今朝、ユーラシア21研究所に出勤して、その中のお一方から 実名で、メールが来ていました。熱心に拙話を聞いてくれたようで、 こちらが感謝したい気持ちです。
日ごろ、ブログのコメントでも、メールでも、 堂々と実名で自分に責任を持って更新すべきだと主張していますので、 私はできるだけそうしていますし、 この方もすばらしいお名前を実名で示してくれました。
ただ、小欄ではあえてAさんとさせていただきます。
先般も書きましたが、名西高校ってほんとに、 好きになりました。
そのあと取材にまわった板東については、稿をあらためて ご報告します。
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私は名西高校2年生のAです。
今日は名西高校でおもしろい講演をしてくださって ありがとうございます。
とても興味深い話でした。先生のスーツも興味深かったです。
私は国旗にあんなにたくさんの国の 主張や歴史、文化が隠されていることを知って、 国旗を見直す気持ちになりました。
ただの長方形(例外もあるけど)に あんなに国のことを表すことができるのかと感動しました。
私は国旗の中ではスペインの国旗が一番好きです。
先生が話の中で英語以外の外国語も 身につけなさいと言っていたのを聞いて 私は心の中ですごく賛同しました。
先生の言うように英語を話せるは もう今の社会では当たり前と思います。
私は中国語を少しだけ話せるようになりました。
また先生のように自分のやりたいことに たくさん挑戦できる国際人になりたいです。
いつかイスラエルに行って ヘブライ語でユダヤ人と話すことが私の夢です。 今日は名西高校に来ていただいてありがとうございます。
また吹浦先生に会って話を聞きたいです。
忙しいなかメールを読んでいただいて ありがとうございます。
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Posted by
吹浦 忠正
at 10:54 |
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