名西高校に見習うべし [2008年10月18日(土)]
徳島県立名西(みょうざい)高校で
「大きな視野で考える」と題する講演を行ないました。
私が小欄で報告する前に17日付「徳島新聞」に紹介され、
簡潔明瞭に1時間半をまとめてくれていますで、
その記事を転載させていただきます。
私は別に若者が興奮するような話をしたり、
話し方をしたつもりはありません。
しかし、正直言って、嬉しかったです。体育館の床に
男女の生徒が混ざって、ペタンとすわり、
国旗の図表だけを渡して話をしたのですから、
日ごろの、教育現場がいかに立派かを思わせました。
ちなみに、
私は授業や講演中に
めったに聞く人に眠られた経験はないのですが、
2度だけ、心底、怒ったことがあります。
先年、某地方裁判所における、
家族(複数)の殺人を犯した容疑者についての裁判で、
私は弁護側の証人として出廷したことがあります。
指名されると国民は出廷の義務があるので
都内ではなくほとんど1日を費やしましたが、
供述を拒否できませんでした。
すると、なんと、ナント、何と!
そのときの3人の裁判官のうち、
裁判長と女性判事が「船を漕いだ」のです。
初夏、昼下がり・・・条件がそろっていたのでしょうね。
裁判官も人間ですね。
もう一つのケースは、ま、ナントくらいでしょうか。
防衛大学校の卒業記念講演に行った時です。
私が話し始める前に、
最前列の男子学生と右側やや後ろの女性学生が
ぐっすり寝ているのです。
私はしばらく黙っていました。
隣の学生か教員に期待したのですが、
だれもこの二人を起こしませんでした。
「私の話を聞いてつまらなかったら、
寝るもよし、飲食するのもよし、出て行くのもよし。
但し、聞く前から寝ているとは何事だ。失礼ではないか!」
と一喝した。
殺人事件の判事さん、
国の安全を守るリーダーになる防大生のみなさん、
徳島県立名西高校まで、お出かけください。
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国旗研究の第一人者・
吹浦忠正氏=NPO法人ユーラシア21研究所理事長・東京在住=
を招いた講演会が16日、名西高校(石井町石井)であり、
全校生徒569人が耳を傾けた。
吹浦氏は各国の国旗を例に挙げて、
配色の違いやデザインの共通性などを、
その国の文化や歴史を交えて解説。
自身が国旗を研究する上で、
各国の歴史や宗教、美術などさまざまな分野を
学んだことにも触れ、
「言語は特に大事。中でも日本語はしっかりと学んでほしい」と
強調した。
また、
「何か1つでも、日本一になれる分野を持つこと。
新しいことに挑戦する気持ちを大切にしてほしい」
と呼び掛けた。
講演は、
文部科学省の委託事業「オーサー・ビジット事業」。
有名な作家などを学校に招いて、
中高生の読書意欲の向上を図る。
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Posted by
吹浦 忠正
at 21:40
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教育
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暮れなずむ秋の山々 [2008年10月18日(土)]
八ケ岳(2899m)。長野県野辺山町から。
逸名(金峰山 2599m)。
同上野辺山高原ロッジ構内から。
日本第二の高峰・北岳(3192m)。山梨県北杜市から。
甲斐駒ケ岳(2967m)。同上。
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Posted by
吹浦 忠正
at 18:38
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季節
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ジーンズの由来(続) [2008年10月18日(土)]
ジーンズについて、 K夫人からさらにメールがきました。
<吹浦先生、“Progress in English”は、だんだん、旗色が悪くなってきましたね。
ごく最近まで、そのテキストを保存していたのですが、「もういらない」と思って捨ててしまって、手元になくて、残念です>とありますが、どうしてどうして、私の結論も「真相不明」です。
〜〜〜〜〜〜 ★ 〜〜〜〜〜〜〜
《デニム》の語源が、フランス南部の都市、Nimesだというのは、
万人の認めるところのようですが、
denim=jean?
それとも、denimの中で、あの藍色の生地だけを、
jeanというのでしょうか?
その辺が、分かりません。
大修館の[ジーニアス英和大辞典]は
《jean》→ [〜s;複数扱い]デニム地の衣類、
研究社の[リーダーズ英和辞典]は
《jean》デニム地(細綾織り綿布;運動服・作業服用)
[複数形]ジーンズ[デニム]製のズボン、ジーパン
と、「ジーンズの生地をデニムという」ように思える
説明が書いてあります。
広辞苑は、デニムはデニム、
ジーンズはジーンズで、
これまた、二つの間の関連については、
一切触れていません。
さてはて、分からなくなりました。
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Posted by
吹浦 忠正
at 17:52
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文化・言語
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デニム、Gパン、ジーンズ考 [2008年10月18日(土)]

そのヒルフィンガー・デニム(HILFINGER DENIM)社の広告は
JALの機内誌「SKYWARD」の10月号に出ているものです。
そこにもはっきりと、ジーンズの起源を、
「いまから約130年前、アメリカでのことだ」とあります。
「強い耐久性を持つ厚手のコットンデニム」を、
ガラガラ蛇が嫌うといわれる
インディゴブルーに染めあげたパンツは、
その機能性と丈夫さから
またたくまに労働者のマストアイテムとなる」。
以下、とても興味深いジーンズ社会学を
展開しているのですが、それはいずれのことにしましょう。
手元の平凡社の「大百科事典」にも、
昔のことが出ています。池田孝江さんの記述です。
「細い綾織の綿布。またそれで作られた衣服をいう」と、
まず、テント地とはいささか違うように思いますが、
それはさておき、
「中世にファスティアンと呼ばれる
丈夫で目の詰まった綿布が労働者などに
用いられていたが、ジーンズはその一種で、
イタリアのジェノヴァから
イギリスやフランスにもたらされたので、
janua(genoa)と呼ばれ、
次第に、ジーンズと呼ばれるようになった」
というのです。
さらにまた、「ウィキペディア」によれば、
デニム生地とは、
「10番手以上のタテ糸をインディゴによって染色し、
ヨコ糸を未晒し糸で綾織りにした、
素材が綿の厚地綿布」だそうで、
「生地の裏側に白いヨコ糸が多く出るのが特徴。
ジーンズに使用されることが多いが、
鞄などにも使用される。
最近ではジーンズのことを指して
デニムと表現することも
若年層を中心に広がってきている」のだそうです。
「フランス語の
<セルジュ・ドゥ・ニーム(serge de Nîmes)
(ニーム産のサージ生地)>が語源とされている」
ともあります。
これら全体を合わせると、どうやら、
生地の発祥地は南仏のデニム地方、
北イタリアのジェノヴァで積み出されて、
英仏などに広まり、
その後、ゴールデンラッシュに湧く
1850年頃のカリフィルニアに渡った
という推測が見えてくるように思いますが、
いかがでしょうか。
また、ジーンズは、
リーバイ・ストラウスがテントを染めて作業衣をつくり、
これが大ヒットし、
ホワイトカラーに対するブルーカラーの語源にもなったと、
池田さんも書いています。ちなみに、
リーバイ・ストラウス社は日本にもあり、
木村拓哉をモデルにCMもやってます。
しかし、日本で最初に
ジーンズの輸入販売、そして製造に取り組んだ
エドィンが日本では他のブランドに圧勝しているようです。
「Gパンをジーンズ」に変えて若者から、年齢、男女を問わない
衣料品にしたのも宮沢りえなどを使ったエドウィンのCMが
決定的だったのではないでしょうか。
思えば、ジェノヴァからなので、Gパンといったのでしょうか。
それとも、jeansのジーという発音が
Gパンになったなのではないでしょうか。
先にも書きましたが、EDWINの社名は、
自由な発想を大事にするということから、
DENIMの「D」と「E」を逆転し、
「NIM」を反転し「WIN」としたもので、
「江戸で勝つ」が起源だというのは俗説のようです。
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Posted by
吹浦 忠正
at 11:40
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ジーンズの始まり [2008年10月18日(土)]
杉並区在住のK夫人からまたまた、小欄に
ご指摘、ご指導をいただきました。
ありがとうございます。
数日前にの小欄、Jeansの始まりについてです。
「南仏ドゥニーム地方の農夫の
作業ズボンから始まったデニム」というのは、
私の妄信かもしれません。
しかし、徳島からの帰路、JALの機内誌に
ヒルフィンガー・デニム(HILFINGER DENIM)社の広告を見て、
そうだこれも固有名詞だと思い出したのが始まりで、
OXFORD Dictionaryに比べ、
あまりに根拠はありません。
ただ、では、この会社の社名に「デニム」とつけているのは
どうしてなのだろうと考えてしまいます。
フランスの発祥とでもいうほうがアメリカでは信用があるのか、
K夫人がおっしゃるとおりの経過でジーンズが誕生したが、
すでにデニム地方には似たようなものがあったのか、
どうなんでしょうね。
ただ、いわゆるデニムのズボンというのは、
ジーンズとはずいぶん違いますよね。
服飾史の専門家やこの方面に詳しい方、
是非、教えてください。
では、まずは、K夫人からの説得力あるメールを
ご覧ください。
〜〜〜〜〜〜 ★ 〜〜〜〜〜〜〜
デニムのことを読ませていただいて、
ジーンズもイタリアの港町のジェノヴァ(Genova)が
語源といわれているのを思い出しました。
中学、高校生用の英語の
教科書「Progress in English」(エデック社)に出ていたので、
根拠のない話ではないと思いますが、でも、
多少は面白おかしく脚色してあるかも
知れません。
以下に荒筋を書いてみます。
〜〜〜〜〜 ★ ★ 〜〜〜〜〜
イタリアの港町、ジェノヴァから船に布地をたくさん積んで、
アメリカを 目指して、
パナマ運河(1914年竣工)経由で
貿易の旅に出たイタリアの貿易商人、
途中、寄航する町々でやわらかい、
きれいな布が、
全部売れてしまって、
アメリカ西海岸に着いた時には、
テント用の固い布地しか残っていなかった!
困っていた時に、
町で、
たまたま、
炭鉱夫達が「ズボンがすぐに破れてしまって困る」
といっているのを、耳にします。
そこで、売れ残って困っていた、
テント用の固い綿の布で
ズボンを作ることを思いつき、
それが当たって大成功!
以来、そのズボンは、
「ジェノヴァ」からジーンズとなって、
今に至っているのだと書いてありました。
Genova(アメリカではGenoa)がJeansになるには、随分、
綴りも変わるように思いますが、
今、英語の語源の辞書OXFORD出版の
「AN ETYMOLOGICAL DICTIONARY OF
THE ENGLISH LANGUAGE」の 《jean》を
見ましたら、
“Ital. Genova, Genoa: whence it was brought”と
書いてございましたから、
一応、信じてもよさそうな話と思い、
「ご注進!!!」させて頂く事に致しました。
(つづく)
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Posted by
吹浦 忠正
at 10:48
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