今宵は三日月 [2008年10月04日(土)]
![]() トルコの国旗 ![]() 今宵(10月4日)の三日月 ![]() ウィーンのマリオットホテルで ![]() 東京・世田谷のパン屋で入手した 硬い”クロワッサン” きょうの三日月は、冴えわたる鋭さを感じさせるものがある。 思わず唸ってしまうほど美しい。 そこで思い出したのが、 1683年にトルコ軍の包囲に耐え抜いたウィーンで、 トルコの国旗(赤地に三日月と星を白く抜いたもの)の 三日月になぞらえたパン、 クロワッサンを焼き上げて食べたという言い伝え。 ウィキペディアは 「これは事実に反する」と断言し、 「Oxford Companion to Foodの編集者だった アラン・デイヴィッドソンによると、 20世紀初頭のフランスの料理本に クロワッサンの調理法が現れる以前のレシピは 一切発見されていないということである」 と説明し、この言い伝えが広まったのは、 「1938年にLarousse Gastronomiqueの初版本を出版した アルフレッド・ゴットシャルクによるところが大きいという。 この本の中ではこの伝承に加え、 1686年にオーストリアハプスブルク家が ブダペストをトルコ軍から奪回した時に作られたのではないか という伝承を紹介している」とある。 これならつまり、結論はいささかあいまいだということだ。 そこで、7月にウィーンに行ったとき、 城壁に近いマリオットホテルをはじめ、いろいろなところで、 クロワッサンばかりたべ、シェフに訊いてみた。 「これはウィーンが発祥の地、そう伝えられていますよ」 「トルコを食べてしまうんです」 「そう言われてみれば、フランス語なのが少し変ですね。でも、 ヨーロッパ中に広まるのはフランス語になったからかな」 といった意見だった。 なにはともあれ、ウィ−ンのクロワッサンは美味い。 ところが、10月になってから、 たまたま同じような形でありながら 硬いパンを食した。名前? ごめん、逸名・・・ 次回、必ず聞いてくる。これもまた、 「頭が弱くはが丈夫な私」には 美味だった。 せっかくの名月、しばしパンを忘れ、 明日もまたベランダからでも眺めなおそう。 |









