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国旗の総合学習「言語」 [2008年06月08日(Sun)]





  現在のルワンダ国旗
  2001年10月改定。









  1962年、独立当時制定され40年続いた
  ルワンダ国旗。










   ブラジル国旗。中央のリボンに
   ポルトガル語で、「秩序と発展」。











  エルサルバドル国旗の中央にある国章。
 3角形の下に文字がある。



      図版の大きさに特別の意味はありません。私のPC技術の拙劣さ
     ことです。あしからず。



              =========================



  国旗の総合学習、2回目は、外国語の勉強その@です。

  国旗には、ようく見ると、さまざまな言葉が描かれていることがわかります。

  世界で一番用いられている言葉は英語、次が中国語です。
ほかに、フランス語、スペイン語、ロシア語が国際連合(国連)の公用語になっています。

  1973年の「オイルショック」を受け、翌年、アラビア語も国連の公用語とされました。国連では原則として、全ての公文書はこの6つの言語で作成され、会議ではこの6つの言語の通訳がつくと言うことになっています。

ところで、国旗には中国語、ロシア語の文字は出てきません。

  国旗に出てくる言葉で一番多いのはスペイン語。ほかにラテン語、フランス語、ポルトガル語、アラビア語などです。少し見てみましょう。
 
  まず、スペイン語。
  パラグアイの国旗に出てきます。Pas y justicia 「パス・イ・フスティシア」と読み、「平和と正義」という意味です。英語ではpeace and justice。ただ、パラグアイの国旗の裏に描かれている紋章の中に、です。表と裏が別という、世界唯一の国旗です。
 
  同じくスペイン語で、DIOS,PATRIA Y LIBERTAD。「神、祖国、自由」、ドミニカ共和国の国旗に登場します。

 DIOS, UNION Y LIBERTADは(神、統一、自由)は中米のエルサルバドルの国旗に出てくる「国標」でし。

 UNITAD, PAZ , JUSTICIA。「統一、平和、正義」は、アフリカの赤道ギニアの国旗にあります。この国も、昔はスペインの植民地でした。

  次にフランス語。L’UNION FAIT LA FORCE.「ルニオン・フェ・ラ・フォルス」。「団結は力なり」。 フランスから独立したハイチの国旗のリボンに書いてあります。

  以前、ルワンダの国旗は、赤黄緑のあって三色旗で、中央に大きく「R」という文字が書いていました。この旗は1962年の独立当時に制定され、2001年まで使用されました。

  これはRwandaが、Revolution(革命)によって生まれ、Referendum(国民投票)によって確認されたRepubliqueであるという、フランス語の頭文字がRであることからとされていました。

  その後、フツ族とツツ族との残虐な争いが続き、特に、1990年から94年までのジェノサイド(大量虐殺)は、あまりに残酷で言葉もありません。

 2001年になって、それまでの旗とはまったくデザインに換えました。国民のの融和を願う気持ちを旗に込め、国そのもののイメージ一新を図っています。

  サッカー大国ブラジルの国旗には、ポルトガル語で、ORDEM e PROGRESSO「オルデメプログエッソ」、英語のorder and progress、「秩序と発展」、ブラジルの国の標語、「国標」です。
       (つづく)
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