日本財団公益コミュニティサイト CANPAN CANPANブログ:公益法人,NPO,CSR,社会貢献活動のための無料ブログ
« 2008年02月02日 | Main | 2008年02月04日»
2008年02月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
湾か海か [2008年02月03日(日)]





  連合艦隊が終結した単冠(ひとかっぷ)湾。ここから
Pearl Haborに向ったが、そこは日本では、真珠湾と呼ばれている。






 NHKの生物・自然番組で土佐湾の鯨と鰹と鰯の関係を教えてもらった。一般的には鰯を追って鰹がいて、その鰹は鯨に隠れて鰯の群れを追うらしい。自然界の不思議にはいつも感心してしまう。

 その土佐湾、本当に湾でいいのかな、とふと考え込んでしまった。国連海洋法条約10条によれば、湾とは「湾口の幅より奥行きが十分に深く、湾口に引いた直線を直径とする半円の面積よりも湾入部の水域が広いもの」のことである。

 この規定を厳密に考えれば、世界最大の湾は、面積で比較すると、ベンガル湾。217万2,000平方キロメートルある。海岸線の長さではカナダのハドソン湾。海岸線の長さは1万2,268km、しかし、面積は123万3,000平方キロメートルだそうだ。

 英語では規模の大きなものをgulf、小さなものをbayとウィキペデイアにはある。

 確かにギニア湾はGulf of Guinee、メキシコ湾はGulf of Mexicoで、ビスケー湾はBay of Biscayだが、ベンガル湾はBay of Bengalであり、ハドソン湾はHudson Bay。逆に、より小さなペルシャ湾はPersian Gulf、トンキン湾はGulf of Tongking、シャム(タイ)湾はGulf of Siam。

 どうやら、ことはそう単純ではなさそうだ。

 ギニア湾やベンガル湾が先に述べた国際法上の湾であるというのはムリなように思うが如何?

 地中海はMediterranean Sea、バルト海はBaltic sea、黒海はBlack Sea、紅海はRed Sea、黄海は Yellow Sea、アドリア海はAdriatic Seaというが、本来、みんな湾ではないのか。

 湾口の中を内水とみなせるかどうかもこれにはかかわってきそうな気がする。海岸が複数の国のものになっている場合が「海」なのかもしれない。しかし、それなら「メキシコ海」でいいはずだし・・・。

 夜にこういうことを考えるとロクなことはない。夜中に起きてしまいそうだ。
雪に弱い?羽田 [2008年02月03日(日)]




  こんな秋田で飛行機が飛ぶというのに・・・







 夜のニュースに秋田のおじさんがインタビューを受けているのが出ていた。なんとなくなまっているのが懐かしい。

「広島に行くんだけども、天気悪くって、羽田から飛ばないって言うんだものね。秋田空港から飛んできたのに、なんで羽田空港からは広島空港に飛べないのかな」。

 これって正鵠を射ていると思いませんか。

 これを「天候不良につき」とだけ説明されたんでは、「インシュアッラー」の世界と同じじゃないのかな。

 しかこ、これって以外に多いんですよね。北海道や日本海側(裏日本なんて絶対言わないぞぉ!)でちゃんと飛行機が飛んでいるのに、なぜか羽田からは運休なんですよね。

 どなたか理由を教えてくださいな。
中国餃子物語 [2008年02月03日(日)]


      





 中国にも「熊」もいれば「八」もいる。

これはまあ、北京の下町での物語。春節(旧正月)を前に、餃子の準備に取り掛かろうというある夕方。

熊「寒いね、八」

八「うん、懐がね。春節の準備は進んでるかね」
熊「一人っ子政策に忠実なあっしはかみさんと二人きりだろ。餃子は冷凍のを買うことにしたんだ」

八「そりゃ名案だね。けど、大丈夫かね」

熊「そういうことをいうってぇことは、おめぇ、日本の新聞でも読んでんのか?」

八「インターネットでね」

熊「21世紀のハチ公ってぇのはしゃれたことをすんじゃない」

八「ま、この程度のことはね、お互い様だ」

熊「で、八はすっかり日本に毒されたってぇわけか。日本の報道は大騒ぎのしすぎだよ」

八「いや、大中国人民の一員として、天下の八っつぁん、それなりの責任を感じるべきだよ」

熊「デカク出たもんだ。オメェとは正反対で、<中国にさんざん迷惑をかけた日本人、少々死んだってかまわん>というネットでの意見開示もあったぜ」

八「ほほぅ、熊公もPC持ってんのか。隅に置けないね。で? ほかには」

熊「<中国人が死んでないし、体を壊したというのも例外的に少しいるくらいだからこれは日本の自作自演だ>というのもあったね。それから<福田内閣が内政に困って敵を作ろうとしている話だ>、<中国の食品を悪者にするのは中国の急速な発展への嫉妬だ>というのから<小日本を毒殺せよ>というのまであったぜ」

八「ふ〜ん、反省なしか。日本の新聞はわが国と違って、報道の自由があるんだろ?」

熊「確かに、政府の管理下にはないやね」
 
八「共産党の支配するところでもないしな」

熊「しかしなぁ、八、いかにもタイミングがよすぎやしないかね」

八「北京五輪の半年前、春節の一週間前と言いたいんだろ」

熊「餃子をたたいてるけど、あれは中国そのものの国際的信用を落とそうとしている、日本政府の陰謀だよ。このところやられっぱなしだしな、日本は」

八「日本の貯蔵や管理に問題がないとはいいきれんだろうな」

熊「そこだよ。袋に穴があいてたというじゃないか。日本人がやったんではないっていえるかね」

八「むかし、デパートの布団売り場で、布団に針がいっぱい刺さっていたというのがあったよな」

熊「あれだって犯人は日本人なんだろ? 今回だって日本人のやりそうなこっちゃぁないか」

八「ま、今回の場合、そう勝手に日本人の自作自演というのはムリかもね」

熊「じゃ、ま、少し様子を見ようか。それで原因がはっきりしたら言わせてもらおうじゃないか」

八「あっしは、ここは謙虚にしていたほうが言いように思うぜ。大国中国としては、せいぜい1業者の不始末にしておけば、日本ではいま、不二家から始まって、赤福、白い恋人、ミートホープ、吉兆・・・不始末な業者で持ちきりなんだから、忘れてくれるよ」。
熊「いやぁ、日本人のやりそうなことだ。日本人の犯行なら、国家侮辱罪だよ」

八「落ち着こうぜ、とりあえずはな」
 
[2008年02月03日(日)]






昔取ったきねづか?









  安藤勇寿画









所用で車を運転して、栃木県に来た。不用意に大雪に見舞われ、これからの帰り道、どうしようかと迷っている。都圏や中部地方では、雪の影響で高速道路の通行止めやJR線の一部で運休や遅れが出ている。

 首都圏では、中央道八王子料金所−相模湖間と、圏央道八王子−青梅IC間を全面通行止めにした。八王子市では午前9時に、9センチの積雪を、都心では3センチだと、テレビのニュースが報じている。

 埼玉県でも、関越道練馬−本庄児玉間のほか、東北道、常磐道、首都高、外環道、圏央道で、県内のほぼ全区間が通行止めとなっている。

 そこで、とりあえず、親戚の家に立ち寄り、そこの幼児たちと雪だるまを作った。そうなると、この秋田育ちは”名人芸”。近所の方々が南国の出身とかですっかり、男を?あげた。

雪国出身のご同輩の皆さん、きょうは大いにはりきろうではないか。

ところで、明朝はわがユーラシア21研究所で重要な会議がある。今から、這ってでも帰京しなくてはならない。10時間を覚悟して、4号線を行くか。
j常識の低下 [2008年02月03日(日)]










日ごろ特段にお世話になっている方3人から、それぞれ20代の3人の就職の世話を頼まれた。

まず、Aさん。アメリカで修士をとったなかなか個性的で、積極的な人。出版社からこんな返事が来た。

「いやぁ、困りました。筆記試験で手紙を書かせたら、<啓具>でおわってるんですよ。英語はうまいんでしょうが、うちは日本語の出版社なもんで・・・」。

二人目のBくんは、ある大使館の現地雇用職員(商務官補)を受験した。大使とは特別親しいので、「よろしくね」と声をかけた。

「いやぁ、参りました。peopleのスペルが全部peapleなんですよ。これでカナダでドクターを取ったと言われると、どう解釈したらいいか・・・」。

三人目のCさんは、IT関係の会社を希望。親父が創業者で社長、息子の副社長がわが同級生なので、「おい、頼むぜ。キミだってそのくらいのことできるだろ」といささか押し付けがましく頼んだ。

「よっしゃ、よっしゃ。健康は大丈夫なんだろ? なら、よほどのことがない限り入れたるわ」。

数日経って、「おい、フキさんよ。なぁ、面接のときに、Cさんはオーストラリアで勉強したのが環境問題。その学問の成果を活用したいが、とりあえず、それが決まるまでここで働いてみようかと思って・・・と言ったんだってさ。これじゃ人事部長が、頭に来るのも無理ないよ。少し事前に始動しておいてくれなきゃ」。

 以前なら洋行帰りの俊才といわれた人たちだったんだろうが、これでは頼むほうが恥をかく。

 基礎学力の低下、常識の欠如、これでは日本の明日が立ち行かなくなるのではないか。
これは誰の責任なんだろうか。
戦陣訓の呪縛・著者来日 [2008年02月03日(日)]










  リック・ストラウスさん(元駐那覇アメリカ総領事)は、私の友人である。

 太平洋戦争中の日本人捕虜について多年研究し、著書『The Anguish of Surrender:Japanese POWs of World War U』にまとめられた。
 これがなかなか邦訳されなかったのは、硬派の本はなかなか出版しにくいという、わが日本の悲しいまでの出版事情によるものであり、正直言って、恥ずかしいほどだった。

 いくつの出版社に断られたか、思い出すだに悔しい。

幸い2年半ほど前、「中央公論」の元編集長である畏友・平林敏夫氏に話したところ、「これは是非、どこかがやるべきだ」とご理解くださり、すぐ、中央公論新社に話を付けてくれた。

私が監訳したのであるが、実際は、朝倉恵里子さんを中心に、安藤昌子(埼玉県立大学時代の私の教え子)、岡崎淳也(東洋英和女学院大学大学院での同)、吉澤聖代(同)の4人が、分担して、懸命かつ賢明に訳出してくれた。

『戦陣訓の呪縛』の題で、2100円(税込み)で書店に並んだときは、何十冊かを出版した私も、処女出版のときのような感動を覚えた。

 朝日新聞は夕刊「窓」の欄で、すぐ激賞してくれた、読売新聞は中西寛京大教授が書評欄で取り上げてくれた。産経も日経も、週刊新潮も同様だったが、正直言って、出版社には申し訳ない結果の数しか出なかった。

 アメリカではこれが大評判。あちらこちらで活用されている。

 昨夜、ストラウスさんから朝倉さんに着いたメールだと、こんな具合だ。

   ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆  ★★★

 あなたにも大いに関心のあるところでしょうが、最近、拙著が、イラクやグアンタナモでの米軍による旧敵国軍捕虜の取り扱いに参考にされていることを知る機会がありました。
これはかねてじっ魂の海兵隊元将軍から直接耳にした話です。というのは、上院のインテリジェンス特別委員会でこの本が取り上げられたというのです。

 また、ヒラリー・クリントンやオバマなど民主党の5人の大統領候補、そして2人の共和党候補もこれを重要視してくれているそうです。この元将軍が言うには、捕虜の取り扱いについて公正に行うことは道徳的にまずいとか、法的に間違えているということもきわめて重要ですが、それだけではなく、第2次世界大戦のときの日本人捕虜のように、捕虜を活用するさまざまな手法をこの本から学ぶべきだとのべています。

したがって、拙著は太平洋戦争の頃の歴史を描写したと言うだけではなく、次期大統領候補にとっての重要な関心事となって来たと言うことでしょう。

こうした状況について、3月に日本を訪問するとき、東京ででもお話しできればと思っています。

   ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆  ★★★

そのストラウスさんご夫妻が3月に、やってくる。私はいまから、どうお迎えしようかと、思いをめぐらせている。