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読売新聞2つの写真 [2007年10月11日(Thu)]



 このニュースを大きく報じる読売新聞









 八王子で見た13版Sでは、
河合代表が下から手を添えている写真。











 虎ノ門のユーラシア21研究所に配られている14版では、
写真を入れ替えた。新聞社もいろいろくふうするものの様子。










 戦前にフィリピンに出かけて定住した日本人と
現地女性との間で生まれた子供が
約2900人いるとされている。

 そのうち、父親の戸籍が日本で見つからず、
身元が判明していない女性二人に対し、
このほど東京高裁が、「就籍」を許可する決定をした。
「就籍」とは、新たに国籍を作ることである。

 これによって、現在、就籍を申請している40人ほどに
認定への新たな突破口が開かれるかもしれないし、
より多くの人が申請する可能性もある。

 このための努力を重ねたのが、
NPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンター
(通称PNLSC)。

 フィリピン日系人、
とりわけ太平洋戦争とそれに続く混乱により
日本人父と死別または離別し、現地に残された2世
(残留日本人2世)の法的・社会的支援を目的に発足した
NPOである。

 今回の経緯について私は多少絡んでいるので、
本件は、ことのほかうれしい。

 簡単に言えば、
私が東京財団在職中に企画・運営した「虎ノ門DOJO(道場)」で
その代表である、河合弘之弁護士をお招きし、
講演をしていただいたのがきかっけで、
日本財団が大規模の資金援助をし、
この問題についに大きな風穴が開いたという経過である。

 昨年の今頃、
河合代表とともに私はダバオを訪問し(もちろん自費参加)、
国立劇場で何曲か独唱、重唱などを行ったのも
こういう経緯からである。
(ちなみに、河合氏と私はたまたま
それぞれ松田トシ先生の弟子として、
声楽を学んでいる兄弟弟子の関係。
河合代表がずっと兄弟子)。

 日本財団の尾形武寿理事長とともに、
河合代表はマニラで記者会見した記事が、
各紙に出ている。

 特に、読売新聞は1面トップでこれを紹介し、
その意義をきちんと報道している。

 ところで、私はたまたまその新聞(13版S)を
八王子で見、
河合代表がうれしそうに微笑む
吉川メレシアさんと坂本ファニタさんの中にあって、
署名する吉川さんの手を下から支えている写真になっていた。

 それが都心で配られる14版では、河合代表がやや
カルメン・スタイル?で拍手している写真に替わっていた。

 新聞社はどういう視点で変更するものなのかなぁと、
ふと考えてしまった。

 いずれにもせよ、
河合代表をはじめとするPNLSCのみなさんのご尽力を多とし、
またまた日本財団がすばらしい活動を発掘されたこととともに
大いなる敬意を表したい。


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