イチローは日本語で話す [2007年05月13日(日)]
![]() スポーツナビが、5月13日配信したところによると、 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は 「ほぼ完璧な英語力がありながら」公式の場では いつも通訳を使っているには しっかりした理由があるのだという。 2001年にメジャーへ移籍して以来、 7年目のシーズンを迎えているイチロー。 「ほぼ完璧な英語力」というのが どの程度のことをいうのかはあきらかでないが、 「インタビューなどに十分応えられる程度の」 ということであると、私は理解した。 この配信は、 『シアトル・ポスト・インテリジェンサー』(10日付) の報道に基づいているとしている。 それによれば、イチローは通訳を使用する理由として、 @ 誤解やわずらわしさを解消するため、 A メディアとの距離をコントロールするためとの理由が考えられる と回答したという。 また、 B 通訳を使うことで記者会見という公式な場を設けることができ、 C 違う記者に繰り返し同じ質問をされないようにするためだ と分析している。 しかし、2005年4月、 年間最多安打新記録の樹立を記念して行われた コミッショナー特別表彰の際、 イチローは大観衆の前で英語のスピーチをしたことがある。 これは、「ファンや前記録保持者のジョージ・シスラーへの 感謝と敬意を直接示したかったからのようだ」と スポーツナビの記者は書いている。 配信記事の最後は 「試合後のインタビューなど日常的な場面で イチローが安易に英語を使わないのは、 そういったファンや選手に対する 敬意のあらわれなのかもしれない」としている。 国際化の時代はなにも大リーグにだけでないのはいうまでもない。きょうからはじまった大相撲も幕内力士の約3分の1は外国出身力士。まもなく、東西両横綱がモンゴル出身者になるだろう。巨人の4番が韓国出身の李承華になって久しい。サッカー、ラグビーいずれもそうだ。日本の国会にもついにヨーロッパ生まれの人が議席を持つようになった。 そうした力士や選手たちが言語や習慣の壁に苦しみながら活躍していることは大いに称賛されていい。その先駆者としての、野茂、ラモス、高見山といった人たちには、私は最大限の敬意を表したい。 英語力十分のイチローだって、突然そうなったわけではないのだ。彼の面構えひとつ見ても、私には尊敬の念しか浮かばない。 |













