世界の最高峰 [2007年05月06日(日)]
![]() ![]() エクアドルの国旗と国章。国章には、アンデスにいるコンドル(首に白い部分があるのが特徴)やチンボラソ山などが描かれている。 日本で一番高い場所といえば、幼児でも知っている富士山(標高3778m)だ。 しかし、土地の高さを世界中で統一された形で示すことを目的に、「地心距離」、すなわち、地球の中心点の距離をいうことがある。これで比較すると、まるで違ってくる。 まず、この「地心距離」で世界の高峰を測定すると、 @ チンボラソ(エクアドル)、 A ウスクラン(ペルー) B イェルバハ(ペルー) がトップ3となる。 つまり赤道に近い部分(地球が最も膨らんでいる部分)にある高峰が、地心距離が長くなるのだ。 そもそも、海面で比べれば、赤道部分と極地では20q以上も差がある。具体的な数字で述べると赤道の海面までは6378qであり、北極の海面までは6357qとなり、海抜で示す標高の差(せいぜい9q弱)とはケタが違ってくるからだ。 チンボラソといってもいささかなじみがないかも知れない。アンデス山脈北部、ほぼ赤道直下の活火山である。エクアドルの国章やそれを載せた国旗にも登場する同国の象徴。海抜で言うなら、6310m。アコンカングア(海抜6960m)をはじめ、アンデス山脈には数多く6千メートル級の山々があるが、「場所柄」、地点距離ではチンボラソがトップに躍り出る。 世界最高峰であるエベレスト(英語名。海抜8848m。チベット名はチョモランマ、ネパール名ではサガルマータ。いずれも「世界の頂上」の意)は、なんと32番目。チンボラソとは、地心距離では2200mもの差がある。 日本の海抜は、東京湾の平均海面を基準とするが、これでは実際上、いろいろ不便なので、国会議事堂の前に基準点を設置し、その高さとの比較で山や地面の高さ(標高)を発表している。但し、いうまでもなく干満や地殻の変動、各地の海面の高低さが生じることは言うまでもない。 地心距離で測定すると、日本の最高地点は、東京都小笠原村沖ノ鳥島となる。 沖ノ鳥島は満潮時に海面から60センチほど顔を出しているに過ぎない。それでも地球の中心点からの距離では、富士山よりも760mも高い、日本の最高地点ということになる。 |














