力士と記者と賭けごと [2010年06月27日(Sun)]
![]() 悪いことは× 大関・琴光喜が入幕したころ以来、 何度も歯がゆい思いをしながらも、 私はこの力士に期待した。 その夢はかなりかなえられ、久々に 日本人横綱が出るならこの人かとさえ 思ったこともある。 ただ、ここ2,3年は実にふがいなかった。 挙句は、この野球賭博である。大関の責任というまえに、 社会人としての責任を負うべきである。 で、ありながら、本人から部屋に引退届が 出された模様とスポーツ紙は報じている。 あるいは、解雇・懲戒免職のまえに出して 推定5500万円という退職金を狙ったものかとさえ、 おもってしまう。 それにしても、私は報道関係者の猛省も促したい。 私が初めて首相官邸を訪ねたのは佐藤内閣の時代だった。 旧官邸の正面玄関から入るとすぐ、玄関に面して左側に 官邸記者クラブがあった。玄関の小窓からも見える。 そこで行われていたのは、賭け麻雀、花札のたぐい。 その習慣は、今ではほとんど影をひそめたが、 古手の記者諸公に その経験がないという人は少ないのではないか。あるいは、 形を変えて、賭けゴルフや賭け将棋などが 今でも記者クラブで続いていることはないと断言できるのか。 もうひとつ、今回の日本相撲協会全体の体質ともいうべき 野球賭博事件について、 そういうことが、かなり多くの部屋や力士の間で行われていた ということについて、これまで、相撲記者たちは、 まさか、 知らなかったということはないはずである。 加わっていたかどうかは別として、 ホントに知らなかったなら、目はあっても節穴同然 ということになる。年から年中、記者として 力士や協会関係者などの周辺にいたはずなのに、 野球賭博の横行に気付かなかったというなら、 そういう記者はジャーナリストとして 無能というほかなく、そんな記者の書く新聞の 購読を止めるほかない。 それがにわかに、この騒ぎ。 おそらく協会関係者の中には、 日ごろ何かとやり取りをしている記者たちに。 手のひらを返したような態度に出られていると、 怒り心頭に達している人もいるのではあるまいか。 協会には抜本的な改革を期待するほかないが、 記者諸公も、自らの職業的体質について 見直すきっかけとしてほしい。 |











